![]() 一時代前には考えられなかった類の犯罪が連続して発生しています。残忍とか冷酷と言った概念とは異なる異常性が際立った事件です。東京池袋に続いて下関でも多数の一般市民が「通り魔」の犠牲になりました。保険金目当ての肉親、あるいは隣人を平然と殺害する人達。大量無差別殺戮を正当視するオウムの若者。大型旅客機を操縦するために大惨事を捨象してしまうハイジャック犯。さかのぼればあの神戸少年。幼い少女を犠牲にする性犯罪も数え切れません。なぜそんなことをするのと問うより何でそんなことが起こるのと問うことが大切なことなのかも知れません。 最近のミステリーでこの視点で書かれたものには 貴志祐介の「黒い家」があります。「黒い家」は保険金がテーマではなく「生まれながらの犯罪者の存在」を暗示するものでした。私はこの小説を読んで、その直前後に神戸少年事件が起きたことに薄気味悪い符合を感じたものです。この作品がベストセラーになるために幾分時間がかかっています。そして保険金殺人事件、あるいは保険会社の内幕ものをテーマにしたものであるとすり替えられましたがそれは出版社の善意が反映された結果だと思っています。 注 「黒い家」 人はここまで悪になりきれるのか?人間存在の深部を襲う戦慄の恐怖。巨大なモラルの崩壊に直面する日本。黒い家は来るべき破局の予兆なのか。人間心理の恐ろしさを極限まで描いたノンストップ巨編。1997年第4回日本ホラー小説大賞受賞作。 オジサンの書評集「よっちゃんの書斎」>「ミステリーの部屋」をごらんください。 |
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貴志祐介
Counter: 0, today: 0, yesterday: 0 貴志祐介 † 名前:貴志祐介(きしゆうすけ)【blogmap|ウィキペディア|はてなキーワード|bk1|Google】 生年月日:1959年生まれ 出身地:大阪府出身 受賞歴:『ISOLA』第三回日本ホラー小説大賞長編賞佳作。『黒い家... ...続きを見る |
PukiWiki/TrackBack 0... 2005/03/11 12:58 |
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