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zoom RSS 1999年11月20日 「安楽椅子探偵」の現実性

<<   作成日時 : 2004/10/29 14:11   >>

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一風変わった名探偵として、アームチェア・ディテクティプ、つまり安楽椅子探偵というのがあります。 もともとは、安楽椅子にゆったりと腰をおろし、人から事件に関する話を聞きながら、ずばりと事件のなぞを推理をする名探偵のことです。 しかし、実際に安楽椅子にすわっていなくても、事件の現場に行かず他人の話を聞いて名推理を展開する名探偵を広く安楽椅子探偵といっているようですね。
ジェフリー・ディーヴァー「ボーン・コレクター」。この探偵役である元刑事・ライムは安楽椅子探偵の最近の代表者でしょう。首から下は左手の薬指一本しか動かせないベッドで寝たきりの四肢麻痺の元刑事。

安楽椅子探偵ものといえば地味なストーリー展開かなと思っていましたがとんでもない。読み出したらやめられないと言いますがこれはまさに緊迫感と急展開が活劇シーンをともなって連続する仕立てです。悪い奴がワルの天才だからハラハラドキドキ。
彼は古典的な安楽椅子探偵ではありません。彼の犯罪捜査が膨大なデータベースの蓄積とハイテク分析技術の集積および警察陣の組織力・行動力とともにあることを徹底的に追及しているところが新鮮で非常に興味を引きつけられました。
逆説的にただのんびりと人から話を聞いて、快刀乱麻の謎解き、神のごとき「安楽椅子探偵」というものは現実には存在しないことを物語っています。

参考 「ボーン・コレクター」
骨の折れる音に耳を澄ますボーン・コレクター。すぐには殺さない。受けてたつは元刑事ライム、四肢麻痺―首から下は左手の薬指一本しかうごかない。だが、彼の研ぎ澄まされた洞察力がハヤブサのごとく、ニューヨークの街へはばたき、ボーン・コレクターを追いつめる。今世紀最高の"鳥肌本"ついに登場!ユニヴァーサル映画化!「リンカーン・ライム」シリーズ第一弾。


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03/06/21ジェフリー・ディーヴァー『石の猿』 リンカーン・ライムシリーズ第4作目の出来映えは?
第1作は「四股麻痺科学捜査官・ライムとNY市警の女巡査・サックスが明かす異常殺人事件の謎」『ボーン・コレクター』。 第2作は「棺おけの前で踊る死神の刺青をした連続殺人鬼を追うライムとサックス」『コフィン・ダンサー』。 この二つの作品は都会型の凶悪犯罪でしかも相手は奸智に長けた頭脳犯。この追う者、追われる者の知恵のせめぎあいにクールで、ドライで、直線的な緊張感が全編を貫徹していた。まさにジェットコースター型で理屈ぬきの興奮を味わえる第1級のエンタテイメントであった。 ...続きを見る
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2005/04/23 17:42
2000年3月18日 ちょっと期待はずれの「静寂の叫び」
ジェフリ−・ディーヴァーの「ボーンコレクター」以前の作品なのですね、これは。 全体の構想はいいんですが。途中、何度か退屈してしまうところがありました。 ...続きを見る
日記風雑読書きなぐり@WebryBlog
2005/05/27 14:04
リアルタイム 新刊書紹介ジェフリー・ディーヴァー『魔術師(イリュージョニスト)』
お待ちかねニューヨークへの帰還 やはりライムとアメリアの捜査は都市型犯罪がよろしい ...続きを見る
日記風雑読書きなぐり@WebryBlog
2005/05/27 14:20
2002年3月12日 ちょっと期待はずれの「静寂の叫び」
ジェフリ−・ディーヴァーの「ボーンコレクター」以前の作品なのですね、これは。 聾学校の生徒と教員を乗せたバスが脱獄囚にのっとられ、廃屋同然の食肉工場に監禁。FBI危機管理チームが人質解放に向けて交渉を開始する。全体の構想はいいんですが。途中、何度か退屈してしまうところがありました。 ...続きを見る
日記風雑読書きなぐり
2005/06/03 14:16

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