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「虹の谷の五月」が直木賞を受賞した。 今までのように派手な戦闘シーンはないが、少年の目から残酷な村落共同体の崩壊を見つめ、明日への行動を暗示する結末は発展途上国に対する冷静なしかし愛情を持った作者の社会観が滲み出ている。 彼は今までこの賞を取ったことがなかったのですね。ファンの一人として大変うれしいものです。冷戦構造が崩壊しても、スパイもの、冒険小説のテーマはあるものです。 このページにはあまり船戸与一の話がでませんが、私は 「蝦夷地別件」を彼の作品の傑作として薦めています。 参考 「蝦夷地別件」 時は18世紀末、老中・松平定信のころ。蝦夷地では、和人の横暴に対する先住民の憤怒の炎が燃えあがろうとしていた。この地の直轄を狙い謀略をめぐらす幕府と、松前藩の争い。ロシアを通じ、蝦夷に鉄砲の調達を約束するポーランド貴族―。歴史の転換点で様々な思惑が渦巻いた蝦夷地最大の蜂起「国後・目梨の乱」を未曾有のスケールで描く、超弩級大作。日本冒険小説協会大賞受賞。 |
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2000年7月9日 冒険・スパイ小説は黄昏ているのか?
ダン・フェスパーマンの 「闇に横たわれ」を読んだある弁護士さんが この小説のミステリーとしての評価はともかく新聞報道では知らなかった内戦の悲惨さを思い知らされた と書いている。 さらに最近のミステリーが謎解き、ハードボイルド、警察などジャンルを問わず、黄金期を終え、今や黄昏(たそがれ)を迎えているように見えるそうだ。 ただ、黄昏を迎えて風俗小説化し、かえって市民の生活や感覚の実態を学べると、現状を肯定しておられる。 ...続きを見る |
日記風雑読書きなぐり@WebryBlog 2005/05/29 18:17 |
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