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help リーダーに追加 RSS 『常陸国風土記』に見る「茨城」の名前の由来  茨城

<<   作成日時 : 2005/08/23 23:14   >>

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茨城郡(うばらきのこおり)は東には香島郡(かしまのこおり)南は佐我の流海(霞ヶ浦北部)西は筑波山、北は那珂郡(なかのこおり)に囲まれた一帯を言った。常陸国の国司が所在する国庁はここの石岡にあった。

さてこの地方の古老がこんなことを語った
昔のことだがこのあたりには国巣(くず)と呼ばれるものが住んでおった。都知久母(つちくも)とか夜都賀波岐(やつかはぎ)ともいわれ、山の佐伯、野の佐伯と名乗っていた。
こやつらは山腹のいたるとこに穴倉をほり、いつもはその穴の中で暮らしておって、人間が近づくとすぐに穴倉にかくれるが、遠ざかれば野原にでてきて遊ぶ。オオカミの性格、フクロウの情をもっていて、ネズミのように隙を窺って掠め取るわるさをし、だれからも招かれたりかわいがられたりすることがないから、ますます、土地の風習から隔たって孤立していた。
ある時、大臣(おほのかみ)の一族であります黒坂命(くろさかのみこと)は穴からやつらがでて遊んでいるところを見計らって、茨棘(うばら)を穴の中へつめこみ、すぐさま騎乗の兵を放って、急遽、追い立てさせた。佐伯どもはいつものように穴倉に走り帰ったところ、一網打尽、茨棘に突き刺さって傷つき痛んで散々に死んでしまった。
そこでこの茨棘(うばら)にちなんで県(あがた)の名につけたのだといわれている。

続く

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