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help リーダーに追加 RSS ホリエモンの犯罪と二つのミステリー作品

<<   作成日時 : 2006/01/24 12:33   >>

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会社は誰のためにあるのか?と問われる。かなり前なら顧客のためあるいは社会のためと答えただろう。十年前だったらこれに従業員のためと付け加えたものだ。ところがある日突然、株主のためというアメリカ流の価値観が台頭してきて、それはそうだ、気が付いていなかったと反省したこともあった。日本人だからまぁこのバランスが大切なんだと思っていたら、顧客や社会や従業員はそっちのけで、株主だけのためにあるのだと言われてびっくり。それでも株主さんは会社のの健全な発展を希求しているのだからまるくおさまることになるのかなと信用していたのだった。ところがこの株主さんたちだがその経営の本質には全く無関心でただ株価があがり売り抜けて儲かればいいというパフォーマンスの人たちだけになっちまっていた。市場原理主義というのだろうか、これを至上のものとする。この新たなニヒリストたちにこれからの日本を託することになりそうだった。そうなって初めてこの十年の価値観の大変貌に驚愕し、やはり日本的なる精神が恋しいと懐旧する。

昭和23年は極東軍事裁判の最終判決が下った年であった。昭和電工疑獄による芦田内閣の瓦解や帝銀事件、これまでの「日本的なるもの」の崩壊と新たな価値観の台頭が如実にあらわれる時にあたったが、この時代を背景に東京大学の現役学生があたらしい犯罪ビジネス組織を創設、現在で言う出資法違反の資金集め、闇金融と手形パクリなど知能的詐欺行為で完全犯罪を繰り返すお話である。
光クラブ事件をモデルにした高木彬光 『白昼の死角』 だがいま読んで面白い。

ホリエモンの犯罪は未曾有の「劇場型犯罪」だった。自民党まで踊らされて舞台づくりを手伝わされた。マスコミのせいにするのもいいだろう。しかし、しかしそのマスコミの視聴率アップに貢献した視聴者だって咎がないとはいえまい。
宮部みゆきの『模倣犯』 ずいぶん前に発表された作品だがいいところをついたものだ。

ミステリーではないがマックス・ヴェーバー『プロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神』なども読み返すことはいいよ。


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がじゅまる〜む ブログ版
2006/01/25 02:09
ホリエモン逮捕で思うこと
偉そうなタイトルを付けましたが、そんなに大した事を思っているわけでもありません(^^; 素朴な小市民の感想です。 ...続きを見る
缶コーヒーブレイク
2006/01/27 00:11

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コメント(2件)

内 容 ニックネーム/日時
こん**は。
前段の部分、全く同感です。
実はまだ『模倣犯』読んでいないのですが、
文庫化したことだし、なる早で読みたいと思っています。
こばけん
2006/01/25 10:47
こばけんさん、こんにちは
というわけでこの二大犯罪小説をたしてさらにスケールアップしたのがヒーロー・ホリエモンなんですねぇ。
よっちゃん
2006/01/25 12:48

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