<< 作成日時 : 2008/01/14 01:54 >>
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隠し切れない移り香が、いつしかあなたに染みついた。誰かに盗られるくらいなら、あなたを殺していいですか。なにがなくてももういいの。クラクラ燃える火をくぐり、あなたと越えたい………。ふたりでいたって寒いけど嘘でも抱かれりゃあたたかい。恨んでも恨んでも躯うらはら山が燃える。戻れなくてももういいの。
「私の男」は週刊文春の11月8日号の今週の必読で紹介されています。評者は松井雪子氏(漫画家)です。 評者が女であるからなのか、終わりに次にように述べています。 「いつのまにか私は、自分の血のなかに、粘り気を帯びた花の血が、入り込んでいるような錯覚を覚えた。花に宿る、悲しみや恐怖をものともしない生命力を感じ取ったときだ。それは赤ん坊の産声のように純粋で、心地よいものだった。花の血は、生きることを願う誰にでも流れているものだ、ということを身体的に理解したような気がする。読み手の血を騒がせる魂のこもった小説である。」 宣伝文句は「むせかえる血の臭いを発しながら、”花”は生きる」です。 私は、この本を買おうかなと思って、頁を破って持っています。でも、まだ購入していません。もし、差し支えなければ、貸していただけますか。
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