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zoom RSS 秋たけなわの甲斐・信濃路をゆく

<<   作成日時 : 2014/12/10 01:04   >>

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画像10月28日、29日。江戸崎小学校同期生の7人。古希を迎えて元気です。恒例の一泊旅行、甲斐・信州をレンタカーで回りました。いつもは雨に祟られる仲間ですが、最近の行いが良かったのでしょう、両日とも快晴。青空を仰ぎ、赤や黄色に燃える木々を愛でながら、史跡をたどるタイムスリップ、見所勘所をたっぷりと楽しんできました。
中央高速を勝沼ICで降り、まずは、心頭滅却すれば………で知られる恵林寺へ。

乾徳山 恵林寺
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1330年夢窓国師の開山しのちに武田信玄の菩提寺となっている。
さらに武田信玄の支持を得て、快川国師が寺勢を高めた。

武田家滅亡の折り、敗残の武将たちをかくまったため信長軍は僧侶100人余りをこの三門に封じ込め火を放った。引き渡しを拒否した快川和尚は諸堂宇灰燼に帰すなかで
安禅必ずしも山水をもちいず、(何も坐禅をする所は静かな山の中や涼しい川辺でなくてもよい)
心頭滅却すれば火自ら涼し
と居並ぶ弟子たちにこの中国の古い詩を残し、
泰然として業火に身を投じた。

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江戸時代には五代将軍綱吉の側用人で甲斐国主となった柳澤吉保が庇護し、隆盛を極める。柳澤家の菩提寺となり、夫妻の墓所がある。

信玄生不動
本堂に入り、うぐいす廊下を抜けると明王殿に武田不動尊が安置されている。

池泉回遊式庭園
夢窓国師作庭
上段が枯山水、下段が心字池と築山という構成の庭園の美しさ。

見ごたえのある名刹でした

甲斐善光寺
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ホームページより
当山は、開基武田信玄公が、川中島の合戦の折、信濃善光寺の焼失を恐れ、永禄元年(1558)、御本尊善光寺如来をはじめ、諸仏寺宝類を奉遷したことに始まります。ここ板垣の郷は、善光寺建立の大檀那本田善光公を葬送した地と伝えられ、信濃より大本願上人以下、一山ことごとくお迎えいたしました。その後、武田氏滅亡により、御本尊は織田・徳川・豊臣氏を転々といたしましたが、慶長三年(1598)信濃に帰座なさいました。甲府では新たに、前立仏を御本尊と定め、本坊三院十五庵を有する大寺院として浄土宗甲州触頭を勤め、徳川家の位牌所にもなっておりました。

公式見解はこのようにあるが、いろいろ想像をたくましくすればかなり濃厚な人間ドラマが生まれそうだ。

本堂の「鳴き龍」が有名だが、聞き損ねました。

高島城
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中央高速を北上し長野県に入る
歴代の諏訪氏の居城として江戸時代270年間その威容を誇った。明治に入り、城郭の撤去が行われたため現在の姿は昭和45年の復興。当時の石垣が一部残っており、往時をしのぶことができる。
築城時は諏訪湖の水が迫り、湖上に浮いて見えたので「諏訪の浮城」と呼ばれていた。
天守展望台から諏訪湖と諏訪の街並みを一望する。

画像国宝松本城
長野自動車道にて松本ICから松本市内に入る。

元は深志城と呼ばれ、姫路の白鷺城に対し、黒を基調としたため烏城とも呼ばれている。現存十二天守の中では唯一の平城だが、五層六階の天守としては日本最古とされている。家康の筆頭家老だった石川数正が秀吉に寝返り、徳川軍との鉄砲戦に備えた難攻不落の堅城。

青空を濃く映した濠の水面に浮かび上がるこの美しい姿に言葉はいりません。

さらに北へ、5時半には到着したいと急ぎ車を走らせた
今晩の宿は知る人ぞ知る「金具屋
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まず異様な外観に圧倒されます。
「千と千尋の神隠し」の湯屋のモデルと言われるくらいですからファンタジックであります。まずは定時に始まるご主人のガイド(店内のギョッとする意匠巡り)を逃してはなりません。

このあたり渋温泉という。江戸時代に群馬県の草津と善光寺を結ぶ草津街道の宿場町であった。当家の出自は鍛冶屋だった。宝暦4年(1754)、温泉が出たのをきっかけに温泉宿の商売替えをしたとき当時の松代藩主が「金具屋としなさい」と命名され、松代藩の脇本陣をつとめた。
六代目金具屋平四郎と宮大工の名工三田清助が昭和11年にこの木造4階建て斉月楼を完成。
昭和初期の技術工芸の粋を集めた木造建築が今も残り、営業を続けているのであるからこれは国の有形文化財であって当然ですね。
画像大広間(有形文化財)、廊下、階段、客間。資材、構造、特殊細工、寺社仏閣建築の技術に遊郭の遊び心を加えたデザイン。素晴らしいものがありました。すっかりタイムトリップの気分。

八湯巡り。湯治場と呼ぶにふさわしい仄明かりの浴場には古拙の趣があり、それぞれ泉質が違う源泉かけ流し。わたしは「浪漫風呂」「岩窟の湯」「子安の湯」と三つの湯を楽しみました。

信州不老膳
多種多様なキノコ、根菜、地場の食材を使った山菜料理
長寿信州の食文化そのままに
………うまかった。

いやぁすみずみまで面白さを堪能しました!
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10月29日も快晴
渋温泉の近く、山ノ内町にある
仏像三体を訪ねた。

平安時代後期(1130年)安應聖人によって造立された石仏
世界平和聖観世音菩薩
延命煙草地蔵尊

山ノ内町の、あまり知られていない文化財?

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新潟県に近いところまで行った。
予定の野尻湖は遊覧船の時刻が合わず
人気のない湖を眺めた後小布施へ向かう。

梅洞山 岩松院
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「北斎・正則・一茶ゆかりの古寺」と言われて

本堂大間天井絵「八方睨み鳳凰図」
葛飾北斎88歳から89歳にかけての作品。晩年、この地に足跡を残したといわれている。
色調も鮮やかなまま天井からにらむ大鳳凰に迫力があるが………。

福島正則霊廟
福島正則に縁があったんだ! 元亀天正年間の戦国武将・豊臣秀吉の重臣として 賤ケ岳の戦いでは「七本槍の第一」といわれた。また関ケ原の合戦でも勇名をはせ、広島城(49万8千石)の大大名になったが、その改築でとがめらた。元和5年(1619)秋  この信越地方(4万5千石)に国替えさせられ、不遇のうちに死んだ。

一茶と蛙合戦の池
小林一茶は文化13年(1816)にこの地を訪れた。メスを奪い合うオスの争いを見て
「やせ蛙負けるな一茶ここにあり」と詠んだとあるが………。

天気はいいのだが、思いのほか夕暮れは早い。
とにかく急ごう

上田城址

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銀杏の緑が輝く
上田城は、徳川の大軍を2度にわたって退け、日本全国に名を馳せた真田昌幸の居城。
現在は城跡公園として整備されている。


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こういう神社をドライブルートに加えた幹事、
さすが事前の調査が行き届いている。

生島足島神社
長野県上田市にある神社。
日本の中央部に位置するため、「国土の大神・日本の真中」を称している。
歴代天皇の崇敬厚く、また北条国時(陸奥守入道)、真田昌幸・信之等の武将を始め、代々の上田城主も尊崇してきた。
画像摂社諏訪神社前の大欅。樹齢800年、良縁子宝、安産子育、夫婦円満の御神木。
大きな洞をのぞくと外が透けて見える。
奇怪な神木である。







16時を回った。急げやいそげ!
常楽寺 通称北向観音

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本堂が北に向いているのは、わが国でもほとんど例がない。ところが常楽寺は北向に建立され 千手観音様を御本尊として現世利益を願う。一方にある善光寺だが、これは南向きに建立され阿弥陀様を御本尊とし、未来往生を願う。北向観音は善光寺と対にされたのですな。そして現在と未来の片方だけですと片詣りと言われ、両方をお詣りしたほうが良いと言われるようになった。
なるほど納得。わたしはこれまで片参りであった。
今の時代の幸せを願い極楽世界でも幸せであるよう手を合わせました。
画像駆け足で見て回りましたが、なかなか魅力的な寺院です。
愛染カツラ
樹齢1200年の老木で天長の昔より霊木とされてきた。境内の東隅にある愛染明王堂とこの桂の木に因んで故川口松太郎氏(1899 - 1985、第一回直木賞受賞)が「愛染かつら」を書かれた。若い人たちからは「縁結びの霊木」として親しまれている。
鐘楼
夕焼け小焼けで日が暮れて 山のお寺の鐘が鳴る………なぜかこの童謡の歌碑があって、鏡面状の石碑に後ろの鐘楼が夕日の中に映っているではないか!ファンタスティック!!!
温泉薬師瑠璃殿
温泉薬師は行基菩薩の創建、慈覚大師の再建といわれますが、以前の薬師堂の位置は今の「大師湯」の西隣りであったようです。寛保二年(1741)湯川の氾濫によって薬師堂は流され、寛保四年から湯本講中で再建を計画したようです。そして今の建物は文化六年(1809)に湯本講中の積立金により再建されました。

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北向観音から常楽寺は徒歩、急ぎ足で向った。

安楽寺
とにかくここでは国宝の八角三重塔を拝まなくてはならない。

鎌倉時代中期には禅寺としての中心的道場。鎌倉北条氏の庇護を受け隆盛、多くの学僧を輩出した。

国宝八角三重塔
松の緑と赤や黄色の紅葉に映えてその重厚なたたずまいに深い味わいがあった。
鎌倉時代に伝わった新しい仏教に禅宗がある。
鎌倉時代末期の建築で、わが国最古の禅宗様建築。
木造の八角塔としては全国で一つしかないという貴重な建築で四重の塔にみえるが、最下層は裳階(もこし)であり、「裳階つき木造八角三重塔」

17時。とっぷりと日は暮れた。
全行程を無事終え、この二日間を満喫した仲間は安全運転で帰途についた。


詳細なアルバムをデジブックでご覧ください。




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