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松浦理英子 『犬身』 家族とはなにかを問うがいまひとつだな。
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2008/02/03 18:14 |
上野、谷中、根岸の文化史跡めぐり その三 寛永寺
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2008/01/04 23:37 |
昇仙峡を訪ねる 2007年10月28日
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2007/12/01 23:42 |
諏訪大社を詣でる
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2007/11/26 00:05 |
善光寺を詣でる。
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2007/11/24 15:43 |
深川散策 その二
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2007/01/30 18:22 |
『てのひらの怪談ービーケーワン怪談大賞傑作選』という本が2月に刊行される。
ありがたいことに私の作品を二編取り上げていただくことになった。 これに先駆けてビーケーワンのホームページからアクセスできるコーナー「週刊てのひらの怪談」で新作を募集するお話をいただいて、また作品を送ったらここでも取り上げていただいた。 よっちゃんを名乗っていたがもう少しマシなペンネームをといわれ江崎来人と改めた。 ...続きを見る |
2007/01/10 13:13 |
映画『硫黄島からの手紙』とテレビドラマ『白虎隊』の描いた戦争と若者
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2007/01/08 12:49 |
川端康成 『雪国』 十一面観音の印象と「雪国」
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2007/01/04 23:29 |
十一面観音と上野の森
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2006/12/09 17:12 |
甲斐路・錦秋 甲斐芙蓉CCの景観
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2006/11/26 14:56 |
鬼怒川龍王峡の秋を散策する
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2006/11/19 01:38 |
11月の読書
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2006/11/10 12:48 |
映画『父親たちの星条旗』を観る
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2006/11/08 19:02 |
「江戸文化歴史検定」を受験しみた。
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2006/11/03 16:27 |
上海蟹を食す。
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2006/10/30 10:45 |
大江戸見聞ウォーク第二日目を楽しむ。
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2006/10/26 14:30 |
養老孟司先生の講演を聴く
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2006/10/20 18:03 |
大江戸見聞ウォーク参加の模様
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2006/10/16 11:35 |
10月の読書
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2006/10/09 16:09 |
肋骨骨折の後日談
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2006/10/07 10:48 |
志木市立柳瀬川図書館をたずねる。
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2006/10/03 18:15 |
三つの「風神雷神図屏風」が出光美術館に集まった。
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2006/09/30 10:10 |
映画『スーパーマンリターンズ』を観る。劇場はすばらしい音響効果を備えていましたが………
9月26日は夕刻まではたいへんヒマな一日だったものだから、有楽町へわざわざ出向いて『スーパーマンリターンズ』を見た。 ...続きを見る |
2006/09/28 12:22 |
創作怪談 第六話 『ムグッチョの唄』
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2006/09/24 18:33 |
映画「X−MEN:ファイナル・デシジョン」を見る。
西武池袋線豊島園に「ユナイテッドシネマ豊島園」というシネマコンプレックスがあると桜台在住の歯医者さんから聞いていた。清潔感があり、十分な大画面と音響効果、なにしろ平日は空いているのが魅力だと。シネマコンプレックスなるものはいまは閉店した志木の駅前ビルにあったもののイメージしかなく、それはそれはちっぽけな映画館でしたので東京のロードショウ映画館と同じ料金はとても払う気がしないお粗末な設備でした。 歯医者さんの言ったとおり、私にはこんな都心から離れた場所にしては立派な建物、設備だと思いました。上映 ...続きを見る |
2006/09/20 17:55 |
続.9月の読書 昨日買った新刊本のキャッチコピー
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2006/09/19 05:40 |
新書斎完成 室内無線ランの設定は難しかったですね。
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2006/09/17 18:00 |
江戸文化歴史検定協会・編 『大江戸見聞録』 そりゃぁ 冗談だろう!と笑い飛ばすかこの企画
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2006/09/15 00:07 |
獅子文六 『箱根山』の現場
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2006/09/13 17:27 |
今月の読書
さてなにを読もうか。 ...続きを見る |
2006/09/09 01:08 |
「ザマイカー」この雑誌はこういう使い方をするのか。
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2006/09/04 17:43 |
文芸春秋 九月特別号 はお得な買い物です。
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2006/08/31 23:56 |
映画 『花田少年史』を観た。
お父さん、なんでこんな映画、見に行ったの。あれは漫画や動画ではじめてイキイキしているのだと思うんだけど。実写映像なんて考えられないわ。 と娘ににらまれた。 ...続きを見る |
2006/08/27 09:04 |
図書館利用初体験
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2006/08/24 20:26 |
胸部肋骨骨折のこと
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2006/08/21 07:43 |
創作怪談 第4回BK1怪談大賞のこと
ネット本屋のBK1さんとの付き合いは長い。ここは読者の書評のページがどのネット本屋より充実していて、本を買うときの参考にする価値があるし、自分でも投稿するのが実に楽しいからだ。毎年のことだがここで広く怪談を募集し、私も毎年参加している。 ...続きを見る |
2006/08/19 18:39 |
鏑木蓮 『東京ダモイ』 この夏一番の傑作、江戸川乱歩賞受賞の文芸ミステリー
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2006/08/15 23:09 |
やはり8月と言う月には戦争をテーマにした作品を読むのか。
吉村昭『破獄』を読みながらそんなことを感じていました。 ...続きを見る |
2006/08/12 23:52 |
映画 『M:i:V』 3作目にして最高の傑作であったよ。
8月3日池袋のシネマサンシャインでトム・クルーズの『M:i:V』を観る。ようやく梅雨明けしたこの昼の盛り場は地面の照り返しと夏休みに入った若者の熱気ですさまじい暑さだ。11:45開演で11時に映画館に到着したものだから、「一番館」というラーメン屋でネギ味噌を食す。ラーメンのうまい店はこの辺りでもあるのだろうが、別にラーメン通ではないのであまりえり好みはしない。先日「長谷川」という行列のできるといわれる店にはいったが、チャーシュウが気に入らなかった。ネギ味噌にはなぜかチャーシュウがついていなかった ...続きを見る |
2006/08/04 10:01 |
7月20日 札幌ゴルフ倶楽部 輪厚コース
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2006/07/27 07:09 |
今朝の朝日新聞 金大中事件の真相に関して 梁石日『死は炎のごとく』
朝日新聞報道の抜粋 73年8月に東京で起きた金大中(キム・デジュン)氏(後に大統領)拉致事件について、韓国政府の真実究明委員会は、当時の情報機関・中央情報部(KCIA)による組織ぐるみの犯行と断定する報告書をまとめた。近くKCIAの後身の国家情報院が公表する。韓国歴代政権は一貫して事件への関与を否定してきており、政府として認めるのは初めて。報告書は当時の李厚洛(イ・フラク)KCIA部長が直接犯行を指示し、二十数人が役割を分担したことを確認。焦点とされた朴正熙(パク・チョンヒ)大統領自身の指 ...続きを見る |
2006/07/26 08:41 |
札幌の町が変わった。
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2006/07/24 14:57 |
北海道のうまいもの 北海道の読書といえば
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2006/07/24 00:16 |
北海道でゴルフ
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2006/07/23 09:16 |
16歳少女の母親毒殺未遂事件と「参考書」に思うこと
静岡県下で今進行している事件のことだけれど、捜査中だから事件や少女の内心そのものを野次馬的にあれこれ詮索するつもりはなく、ただミステリーをよく読んでいるものだから、ある古典的名作のことがふっと思い浮かんだ。 ...続きを見る |
2005/11/04 11:13 |
誰もが知っているあのセリフの真相2 チャンドラー『プレイバック』
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2005/09/27 23:12 |
誰もが知っているあのセリフの真相 チャンドラー 『プレイバック』
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2005/09/26 22:06 |
北村薫 『盤上の敵』 見事に決まった叙述の仕掛け
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2005/09/21 22:05 |
テレビドラマ 野沢尚『砦なき者」 メディアの魔性
つい先日17日でしたがたまたま再放送の『砦なき者」を見ました。 ...続きを見る |
2005/09/20 21:17 |
恩田陸 『夜のピクニック』 モデルがあったんですねぇこの作品に
千人を超える全校生徒が一昼夜かけて80キロを歩き通す。これが北高校の伝統行事である「歩行祭」だ。長距離歩行競争のスポーツ性と修学旅行のエキサイティングなところを合体したようなところがある。とくに三年生にとってはここでなにかいい思い出をつくっておきたい、新しい自分を発見したい、友情を確認しておきたいなど若者らしいセンチメンタルな気分の高揚から全員が全行程踏破の意欲に燃えている。朝から翌日の朝までの歩行あるからタイトルの「夜の」だけではないのだが、あえてそうしたのは普段ならありえない夜の団体行動の ...続きを見る |
2005/09/17 19:39 |
明日より映画化公開 野沢尚『深紅』
2004年に野沢さんが首吊り自殺の報道を知ったときはびっくりしました。その2ヶ月ほど前に氏の最後のTVドラマになった『砦なき者」でそんなシーンがあったことを思い出しました。 ...続きを見る |
2005/09/16 21:11 |
話題作 島田雅彦 『退廃姉妹』 著者の伝えたいメッセージはいくつかあるようだが
日本人にとって夏は追憶の季節なのかもしれない。お盆が全国民的行事で多くの人が休暇をとって帰郷し、亡き人を偲ぶ。ついでに自分の来し方を振り返る。そしてあの戦争が終わった。その流れに乗ったわけではないのだが、朱川湊人『花まんま』に続いてこの島田雅彦『退廃姉妹』を手に取った。 ...続きを見る |
2005/09/15 00:19 |
「創作怪談」うらばなし 第三回怪談大賞
これまでの反省を踏まえいささかドギツイやつを作ってみました。 「さようならわたしを抱いてくれた人」 もうひとつ引き続きサラリーマンもの 「おかあさんこわいよぅ」 ...続きを見る |
2005/09/11 19:51 |
「創作怪談」うらばなし 第二回怪談大賞にチャレンジ
第一回の怪談大賞の選考委員は福澤徹三さんでした。かなりの評価をしていただいたことに気をよくして二回目も同じようなサラリーマンもので投稿しました。 「赤の幻影」です。 ところが佳作にも入らず選考の評議の対象にもなりませんでした。 選考委員には加門七海さんが加わっていました。 選考の模様をみますとこの先生方は怖さにインパクトがあるような怪談が好みのようです。 次回はそういう傾向がよろしいようだと思いました。 ...続きを見る |
2005/09/10 16:36 |
「創作怪談」うらばなし。「怪談大賞」へチャレンジ
BK1というオンライン本屋さんがありまして、二年前から夏になると怪談を募集しているんです。 遊び心が刺激されまして、第一回には三作を投稿してみました。 ...続きを見る |
2005/09/05 23:00 |
文庫本が出ました!山田正紀 『ミステリ・オペラ』
昭和13年の満州と現代の東京、時空を隔てて奇怪な事件が起こる。 ミステリでありSFであり歴史小説のようでもある。 しかも歌劇「魔笛」も重要な素材とされ、オカルトホラーの雰囲気もたっぷり。 語りは往年の探偵小説風であり、種々のトリックが披露される。 ...続きを見る |
2005/08/28 12:27 |
文庫本が出ました。五條瑛『熱氷』 氷山ハンターの活躍は?
氷山ハンターという職業は知らなかったが、ミネラルウォーターの原料にするため氷山を採取するビジネスがあるのだそうだ。 「めぼしをつけた氷山をライフルで狙い撃ち、適度な大きさの塊に崩してから船に積む。小さな鉛の弾が当たっただけで固い氷は崩れない。安全に必要な分だけ崩すことがとても難しいのだ。無茶な崩し方をすると危険な回転が起こり、周辺にいる小型船など氷山の回転が引き起こす波に呑まれて転覆することになる」という危険な職業である。 ...続きを見る |
2005/08/21 18:08 |
創作怪談 第六話 『おかあさんこわいよぅ〜』
S市から車で二時間の山中にあるリゾートホテルにたどりついたときには雨がホテル前の石畳を激しく打ちつけていた。車の中から辺りをうかがう。 「支店長!あれです」 同行の課長が指さした石畳の中心部にびしょ濡れの彼がいた。もう一人傘を差しかける和服の女性がみえた。 ...続きを見る |
2005/08/14 17:53 |
創作怪談 第五話 『さようなら わたしを抱いてくれた人』
刑事さん 私はこの精神科病院に勤めて二年前になります。 昼、あの患者を保護室に送った後、その部屋で文字が書かれた紙きれを見つけたんです。 本当です。 ...続きを見る |
2005/08/13 15:07 |
小学生のときに読んだ本
茨城県は霞ヶ浦に近い江戸崎町。周囲は肥沃な田園が広がる小さな町。 今でこそ「江戸崎まんじゅう」「江戸崎かぼちゃ」なる名物で ちっとは知られるようになったんだが辺鄙なとこよ。 平右衛門のばあちゃんに育てられ「ヘーモンのよっちゃん」と呼ばれておったです。 生まれたのが昭和19年、農村地帯だがら食い物にはこまらんかった。 とうちゃん、かあちゃんが東京に定職をもとめて出ておったこともあってな、 東京文化というか、この田舎町にはみらんなかった子ども向け読み物が山のようで、近所の子どもらの図書 ...続きを見る |
2005/07/27 16:36 |
再び、恩田陸『ユージニア』 神と悪魔に魅入られた母娘
この小説はあのラストでふれられた母娘の関係があまりにぼんやりしていることでフラストレーションを発散できないままに読み終えることになります。丸窓の狭い部屋は母が神に祈るための密室なのですが、娘を引き込んで娘の精神を恐怖で狂わせるなにかがあったことを暗示しています。 具体的になにが行われたのかは説明がありません。私はスティーヴン・キングの初期の作品で映画化されヒットした『キャリー』に状況の類似性を感じました。主人公キャリーの母親は狂信的なクリスチャンです。特に性的なものを病的にタブー視する不気味 ...続きを見る |
2005/07/25 14:03 |
冒険小説の第一人者 A・J・クィネル氏がなくなられました。つつしんで哀悼の意を表します。
本日の日経紙、死亡記事にこうありました。 ...続きを見る |
2005/07/20 13:06 |
恩田陸『ユージニア』ミステリーとしては欠陥商品だがソフトなオカルトホラーなのかもしれない
恩田陸の作品を読むのはこれが初めてです。推理小説を読むつもりでした。売れっ子作家のしかも直木賞候補となった作品ですからいろいろと期待したくなります。 ...続きを見る |
2005/07/19 22:11 |
笹本稜平の新作『極点飛行』 待望の冒険小説であったが………
期待はずれの「冒険小説巨編」 このところ日本人作家による冒険小説の傑作にお目にかからない。外国もので最近のことでは、ラドラムの『メービウスの環』が楽しめたものだから、待望していたこともあって笹本稜平の最新作を早速読んだ。エベレストを舞台にした著者の『天空への回廊』の面白さに忘れがたいものがあったからだ。 ...続きを見る |
2005/07/17 18:23 |
フィリップ・マーゴリン『葬儀屋の未亡人』タイトルは不満だが内容は一級品
「未亡人」のイメージなんですが、旦那さんがなくなって新盆と一周忌をすませるころ、一時の動揺、傷心、空白感がうすらぎ、新たな人生を踏み出そうとするあたりから使うべきロマンの中の概念なのではないか。そのあと貞女でいつづけるか悪女に変身するかはともかく、孤独を実感する「時間を経る」ことが必要ですね。 ...続きを見る |
2005/07/15 20:24 |
ヴィクトル・スタルヒンですか 辻原登『枯葉の中…」に寄せて
「ヴィクトル・スタルヒン ― 辻原登『枯葉の中の青い炎』について」について ...続きを見る |
2005/07/15 11:00 |
乃南アサ 『鎖』 古くさい女をまだ書いている
最近の女流作家は男勝りに相当骨太の小説を書いています。一読すると男が書いている作品と勘違いしてしまうものもあります。そうした作品読みますと作者の視点が男女の違いを超越した座標軸にあることに気づかされます。典型的な作者は桐野夏生や篠田節子でしょう。 ...続きを見る |
2005/07/12 09:42 |
色は匂へど散りぬるを あの「いろは歌」に遊ぶ 4
前回の合作「春風に酔う」は惜しいかな「歌」にはなっていませんな。 やはり五・七調でないと色気が出ません。 「ゐ」「ゑ」の二文字を使用することによってかなり弾力性が出ることもわかりましたので「ゐ」「ゑ」つき七・五混交体にて挑戦 してみました。 ...続きを見る |
2005/07/07 23:56 |
色は匂へど散りぬるを あの「いろは歌」に遊ぶ 3
すでに会社勤めを終え、自遊人と自称し、東樹荘と名づけた山荘に住み着いている男がいる。ゴルフ三昧の日々かと思えば、馬術に鍛錬し、絵を描いたり、酔えば俳句などもたしなむ。名は東男で「はるお」と読むがその由来は「東風(こち)ふかば匂ひおこせや梅の花」にあるというぐらいの風流人である。海外生活が長かったため日本語の小説は読めなくなったあげくに、英文の長編をいつも抱えている、サラリーマン生活も終着にちかい孜君と三人で飲むことがあり、たまたまこの話を披露したところ、即興でいろは歌を作ることになった。だいたい ...続きを見る |
2005/07/06 11:11 |
創作怪談 第四話 赤の幻影
あと五台か。 タクシー待ちの列で私は首をすくめた。タクシーの数がひどく少ない深夜の池袋、それでなくとも冷たい師走の風に先ほどから粉雪が混じり、痛いように頬をうちはじめている。 ...続きを見る |
2005/07/05 23:09 |
色は匂へど散りぬるを あの「いろは歌」に遊ぶ2
慶応大学の村松暎先生から中国文学の指導を受けている論語研究会のメンバーの一人、片山はサラリーマンではあるが、登山が好きで、磐梯山を眺望できる雑木林の深くに山荘をもとめ、ゆくゆくは夫婦で住み着くつもりだという。ベランダで、磐梯の刻々に変化するのをみて飽きないといい、数学から化学、宇宙、哲学の書を愛読し、人生を語らせれば、含蓄にとんで、世俗の煩わしさを超越した視点が板についた男である。 自称「エピキュリアン」 彼が酒席で自作のいろは歌を披露した。 ...続きを見る |
2005/07/05 20:46 |
色は匂へど散りぬるを あの「いろは歌」に遊ぶ 1
「いろは歌遊び」という洒落たゲームがある。 あることは知っていたが実際にやったことはなかった。 ...続きを見る |
2005/07/04 22:35 |
創作怪談 第三話 「親友」
生涯の親友なんてめったにいるものじゃない。奴とは同じ高校、大学で一緒に青春を謳歌し、就職先こそ違え同じように銀行へ入った。お互いの結婚式には主賓の立場で嫁さんを誉めあったものだ。住まいも東上線で奴は鶴瀬、僕は少し手前の志木だから、家族同士の付き合いも続き、今でも女房同士で始終行き来している。 ...続きを見る |
2005/07/03 10:21 |
創作怪談 第二話 夜と朝のはざまで
まもなく午前二時の時を告げる。 私はひとつしかない目玉で、女たちとツイストにはしゃぎ戻った若者の寝顔を見つめている。 ...続きを見る |
2005/07/01 15:25 |
創作怪談 第一話 『夜寒のあやかし』
ついこの間まで、まさか倒産するとは思いもよらなかった大企業で毎日のように宴会だ、ゴルフだなどと憂き身をやつしていたものでございます。まもなく還暦の身、リストラの後、都心から社用車で帰る身分にはすでになく、池袋から東上線の志木駅までの深夜電車では眠りこけることもございます。 ...続きを見る |
2005/06/30 22:53 |
垣根涼介 『君たちに明日はない』これが山本周五郎賞???
今年度の山本周五郎賞受賞作。山本周五郎賞は平成15年、京極夏彦の『覘き小平次』平成16年、熊谷達也『邂逅の森』が該当作品であり、新潮社がスポンサーとなってそれなりの文芸作品を対象にしているのかと思われた。垣根涼介の作品は『ワイルドソウル』を読んでみたいと思っていたところで、「山本周五郎賞受賞」をおおきく白抜きした表紙帯にひかれて、まずこの作品から読むことにした。 ...続きを見る |
2005/06/27 22:13 |
04/09/16 サラ・ウォーターズ 『荊の城』エロ グロ サディスティックとビクトリア朝の偽善
?ポルノ=ポルノグラフィーとは「偽善や上品ぶる内面の感情を暴露したものに他ならない。W.アレン」とすれば、この作品、まさしく正統派のポルノである。 前作『半身』で披露されたねばねばした隠微な妖しさ、取り繕った表面からは想像できない人間の卑しさがここでも装飾的、技巧的な文体で絡みつくように表現される。 ...続きを見る |
2005/06/20 21:18 |
「「怪人二十面相」の思い出
「「怪人二十面相」江戸川乱歩著」について 懐かしいですね。このシリーズは戦後はたしか雑誌「少年」に連載されていました。 ...続きを見る |
2005/05/30 15:49 |
04/01/25マイケル・ギルバード 『捕虜収容所の死』古い作品を見直す動きがあるがこれはいけない
純文学ではなくともミステリーであっても時代を超えてなお新鮮さを感じさせる名作が存在するのは道理で、最近のミステリー通の間ではこれまで国内では翻訳刊行されていない古い海外作品を再評価しようとする動きがあるようだ。 ...続きを見る |
2005/05/24 20:47 |
04/01/12「衝撃の結末は袋とじの中に」とデニス・ルヘイン『シャッター・アイランド』
巻末が袋とじされて帯表紙に「衝撃の結末は袋とじの中に」とあれば、この作品は読者の推理を混乱させ、予想のつかない結末を用意した本格ミステリーだぞと宣言しているわけだ。 ...続きを見る |
2005/05/19 19:36 |
知られざる山岳冒険小説の傑作 樋口明雄 『光の山脈』
海外作品に比較して、日本の小説で「山岳冒険小説」というジャンルで傑出した作品はあまり多くない。真保裕一の『ホワイトアウト』は例外中の傑作だった。実は、昨年の初めにこの作品を読んだときに『ホワイトアウト』に勝るとも劣らない掘り出し物を見つけたような気がした。自然を愛するものたちと環境破壊という社会性、大自然の峻厳な描写、動物とのふれあいなど(それは熊谷達也「邂逅の森」に通ずるところがあるのだが)バイオレンスの迫力を背景に三拍子も四拍子も揃った傑作に思えたのだが、不思議なことにヒットすることなく埋 ...続きを見る |
2005/05/19 15:34 |
03/12/19 パタースン 『サイレントゲーム』まずまずの法廷ミステリー
我が国でも司法制度改革の柱の一つとして刑事裁判の審理・評決に一般の国民が参加する裁判官制度の具体化が進んでいる。刑事事件のうち重大事件について、無作為に選出された一般市民が裁判官と対等に評議を行い、有罪・無罪や量刑を判断する欧米の陪審員制度と似た司法制度だ。ただ「国民参加」と魅力的なキャッチフレーズがあって日弁連なども積極的なのだがどこかに諸手をあげて賛成できない気持ちがある。心配性になるのは海外の名作法廷ミステリーをよく読んでいるからである。 ...続きを見る |
2005/05/18 16:06 |
少女を監禁、手錠で拘束し、己の欲望のままに飼育する このテーマの純文学に次回芥川賞を授けるか
飼育ゲームなるものでシコシコと夢中になっている。少女たちが身につけている汚れたパンティーを大量に仕込んで臭いを楽しんでいる。女学生のトイレ中を盗撮した写真集で興奮している。部屋いっぱいにお人形さんを飾ってブツブツと会話している。 いい歳をした大人がである。 気持ち悪いなぁ、そばに寄りたくないなぁ、変態だと「普通の人」は思う。 ...続きを見る |
2005/05/17 19:34 |
03/12/15サラ・ウォーターズ 『半身』 全編妖しい霧がたちこめる技巧的ミステリーの傑作だ
読み終えてもう一度ページをめくり返してポイントになっていたと思われる箇所を読み返さざるを得ない。そんな気持ちになって結局、全ストーリーを読み直す誘惑にかられる。技巧と装飾にちりばめられたミステリーだからである。作者の緻密に企てた作為であることがわかっていながらその巧妙さに乗せられること自体がこの作品の魅力なのだ。 ...続きを見る |
2005/05/15 22:23 |
町田康 『告白』 「河内十人斬り」河内音頭に歌われる明治の惨殺事件をモデルに
灰神楽三太郎・森の石松・八尾の浅吉を合計した大馬鹿者の一生。国定忠治も思わずニヤリとするだろう。 ...続きを見る |
2005/05/15 13:09 |
03/11/18ロバート・R・マキャモン 『魔女は夜ささやく』アメリカ開拓者たちに潜む内面の恐怖
私の友人に猛烈に読書量の多い男がいて、彼が言うには北上次郎氏の書評が的を射ているため、その評価の高い作品は必ず目を通す。その北上氏が朝日新聞紙上でこのマキャモン作『魔女は夜ささやく』を 「父と子の小説であり、青年の成長小説であり。年上の女性との恋愛小説で」 「なによりも素晴らしいのはこれが見事なミステリーである」 とつまり「脱ホラーの新生ミステリー」と評価するのが目にとまった。 『スワンソング』という悪魔降臨によるハルマゲドンと生命の復活を描いたホラー小説が印象に残る作家である。 ...続きを見る |
2005/05/11 13:13 |
03/11/04ウィリアム・ランデイ 『ボストン、沈黙の街』不愉快な「驚愕のラスト」
著者のウィリアム・ランデイはこの作品の舞台であるボストンに生まれ6年間検事補として公職についたことのある作家でその長編第一作である。 ボストン大学を母の介護のため中退し、事件らしい事件の起こりようのないメイン州の田舎町に戻ったベンは父のあとをついで警察署長になっている。 まずのんびりした田舎警察の日常がいい雰囲気で描かれる。ここは西部劇にある平和な地域の善良な保安官のイメージで現代警察とは思えないのだが、これもアメリカなのだろう。 ...続きを見る |
2005/05/11 12:27 |
03/10/05『Yの悲劇』日本人の選ぶ海外推理小説のナンバーワン
1937年に刊行の序文で江戸川乱歩は 『Yの悲劇』は着想のなんともいえぬ恐ろしさと、謎の論理の申し分ない魅力において、探偵小説愛好家の魂に食い入る傑作である と賞賛した。 また別の場所では この作品にはそういう謎と論理の魅力のほかにもっと大きな魅力がある。それはこの犯罪の動機と犯人とが、ちょっと書き表すことのできないほど、異様で悲劇的で戦慄に満ちていることである。その並外れた着想を読んで私は『アァ、探偵小説のたねはつきないものだなあ。まだこんな素晴らしいのが残っていたじゃないか』 ...続きを見る |
2005/05/10 10:35 |
03/09/15水村美苗 『本格小説』 中高年が読んでこそこたえられない「大人の恋愛」
ずっしりと時の重みを感じましょう。「青臭い恋愛小説など今さら」と分別くさい中高年が少し気恥ずかしい気持ちで読んでこそこたえられない「大人の恋愛小説」なのだ。 ...続きを見る |
2005/05/08 08:39 |
「黄金旅風/飯嶋和一」について 主人公末次平左衛門は長崎の民にとって本当に英雄だったのかしら?
「黄金旅風/飯嶋和一」について とても面白い歴史小説でした。悪の竹中重義をやっつけるのは良かったんですが結局その後ますます鎖国政策は厳しくなって、キリシタン弾圧は過酷になっていくんですね。歴史の皮肉でしょうか。いっそ主人公は不自由な日本を飛び出して東南アジアで活躍すれば反逆児らしくすっきりしたことでしょう。 ...続きを見る |
2005/05/02 13:21 |
03/07/27 丸谷才一 『輝く日の宮』 だらしないところもありそうな親しみを感じる文化論
一流料亭にて名だたる調理人の芸術的割烹料理を堪能する場合、まずお品書きを一覧し、それぞれがいかなる趣向にこしらえてあるか思い巡らせるを楽しみ、一つ一つの料理が並べられれば盛り付けられた器を鑑賞し、配置の工夫、彩り、季節感を愛で、ベテランの仲居さんと調理人のさばきのよさを語らいながらその深い味わいに恍惚とするのである。また床の間にひっそりとおわす墨絵、一輪挿し、障子を開けて板の間越しにみえる中庭の涼しげな風情にもこころをひかれ、できうれば女将とうわさの政治家周辺、差し障りないスキャンダルにも話の ...続きを見る |
2005/04/29 23:30 |
オジサンが足で作った「秩父札所巡り・ガイドブック」? この連休のアイデア
2002年5月の連休を皮切りに秩父札所34ヶ所を巡礼。五月には30ヶ所でお勤めを果たしました。その後7月7日に31番から33番までの3寺を訪れ7月28日、第34番札所に納経、結願を果たしました。 とにかく花々の生命のその迸りに感動しました。 ...続きを見る |
2005/04/28 15:08 |
03/07/14幻想文学・泉鏡花 『高野聖』 ホリエモンに読ませてみたい「合理主義の忌避」
?京極夏彦『覘き小平次』と丸谷才一『輝く日の宮』と間に泉鏡花『高野聖』を読む。 丸谷才一の話題作『輝く日の宮』は冒頭、泉鏡花の『高野聖』を本歌取りした現代怪異譚で読者は思いもかけないこの小説の凝った趣向に驚くことになるのだが、少し読み進んで松尾芭蕉論あたりになると、近代文学とか近代的自我の確立などと西洋流の理路整然とした物事の整理の仕方とは対極にあるぼんやりした日本的情趣の値打ちを思いやるようなところに至り、そうなるとやはり、『源氏物語』をいまさら読むのは億劫であるが、おそらく伏線として冒頭 ...続きを見る |
2005/04/28 15:06 |
03/06/12 『鉤』ドナルド・E・ウェストレイク 『斧』と同様、痛烈なアイロニーが充満した作品
著者はかなりのへそ曲がりだ。前作『斧』と同様に私にはやや理解を超えた人物像が描かれる。 ...続きを見る |
2005/04/22 22:44 |
03/05/05ドンデンガエシが巧く決まった本格謎解きミステリー 貫井徳郎『慟哭』
白装束に身を包み、トラックを連ねて迷惑を省みない宗教団体がいる。執拗にタマちゃんをとらえようとする宗教団体がいる。クローン人間を誕生させたという宗教団体もいる。なんとなく薄気味が悪い世の中になったものだ。 ...続きを見る |
2005/04/20 05:57 |
03/04/09 粋なラストとは思えなかった鯨統一郎 『ミステリアス学園』
ニックネームさひろさんからのつぎのようなお薦めいただき早速に読んでみました。 今年の各種ランキングにはまだまだ早いこの時期ですが、私の一押しを見つけてしまいました。それが「ミステリアス学園」です。 架空の大学「ミステリアス学園のミス研(略称ミスミス研)」で起こった『連続殺人事件』を扱った連作短編の形をとっていて、探偵役はこれまで1冊しかミステリーを読んだことのない新入部員という設定です。 新入部員のためのミステリー講義を織り込みながら話は進んでゆくのですが、短編7話のタイトルが「本格ミ ...続きを見る |
2005/04/20 05:54 |
騙されて快感を覚えるミステリー「葉桜の季節に………」
「「葉桜の季節に君を思うということ」歌野晶午」について ...続きを見る |
2005/04/16 19:16 |
「会津の春」 この週末のお天気は良さそうですね。
私の友人に「エピキュリアン」を自称する自然人がいます。2年前に磐梯山を望む彼の山小屋に一泊して「白虎隊の道」を歩いてきました。 2003年4月27日、写真集「会津の春」をご紹介します。 ...続きを見る |
2005/04/15 12:45 |
03/02/12 たまには本格謎解き小説の傑作中の傑作をー2
外界と隔絶されたいわば巨大な密室でおこる連続殺人プラス「見立て殺人」である『そして誰もいなくなった』の類型作品は数多くあって最近では 山田正紀 『ミステリ・オペラ』 笠井潔『オイディプス症候群』 マイケル・スレイド『髑髏島の惨劇』 があげられる。 三作品とも一昨年、昨年のミステリーベストランク入りした作品ではあるが、比較すればこのオリジナルの傑出ぶりがますます際立つのである。 ...続きを見る |
2005/04/14 22:07 |
03/02/12 たまには本格謎解き小説の傑作中の傑作をー1
孤島の豪邸に10人の男女が招かれるが主の姿はない。全員が集まった広間にどこからともなく怪しい声が響き、10人の隠された過去の罪状が暴かれる。各人の部屋には「マザーグースの子守唄 10人のインディアン」の歌詞が書かれた羊皮紙が掲げられている。ダイニングルームにはインディアンの人形が10個、飾られている。そして子守唄の歌詞どおりに殺人が進行し(この形式の殺人プロセスをミステリー用語で「見立て殺人」と呼称する)、人形はそのたびに壊れていく。 ...続きを見る |
2005/04/14 20:05 |
03/02/03 大沢在昌 『砂の狩人』 大沢バイオレンス
ふと映画「スター・ウォーズ」シリーズの印象のことを思い浮かべた。あれをはじめてみたときは冒頭まず、大画面を縦断する巨大戦艦の質量感に圧倒された。そして空想科学小説の想像の世界でしか描けなかった星間戦闘を実にリアルに映像化した超重量級激突の連続に舌を巻きながら、一貫した勧善懲悪のストーリーを理屈抜きに楽しんだものだ。ところがである。シリーズがすすんでの最近の作品は映像技術のいっそうの進歩もありこの激戦シーンはますます迫力を加えているのだが、ラブロマンスや親子の愛憎、正義のヒーローに内在する暗い野 ...続きを見る |
2005/04/14 13:57 |
荒木一郎著「テクニカルなカードマジック」中級レベル
世の中マジックブームだそうでございます。昔からテレビではイリュージョンと言われる大がかりな舞台マジックを見かけることはありましたが、最近では少人数の観客に対し披露するクロースアップ型のマジックの受けがよろしいようで、設備投資がかさまないため、それを素人が見て楽しむばかりか実際に演技して見ていただくことを楽しむ方が増えているのですね。しかも中高年層に急増しているのですからなんともうれしいことです。先日もオジイチャン、オバアチャンのサークルが手品教室で指導を受け、杖を花に変えたり、ネッカチーフから ...続きを見る |
2005/04/14 09:43 |
高遠の桜
信州高遠城趾のコヒガンザクラは日本さくらの会選定「さくらの名所百選」に選ばれた名桜。現在の桜情報では今週末が満開の模様です。 私は2002年の4月7日に絶好のチャンスを得ました。 ...続きを見る |
2005/04/13 15:09 |
「いきなりマジック塾 「どこでも」「すぐ」できる簡単びっくり手品80 宝島社 」について
「いきなりマジック塾 「どこでも」「すぐ」できる簡単びっくり手品80 宝島社 」について 私は丸善で「テクニカルなカードマジック講座」荒木一郎著と言う奴をおととい買ったばかりだったものでついついご挨拶いたします。この本は「トランプ手品」となっていない、「カードマジック」としてあるところがいかにも中級らしく、しかもCD-ROMつきで映像で学べるというそれこそいいオジサンが買うにはいかにも恥ずかしかったのですが、思い切って買いました。デパートの手品売り場にはさすがいけませんのでもっぱらカードで遊 ...続きを見る |
2005/04/13 01:06 |
03/01/23 イカモノ喰い-『髑髏島の惨劇』
マイケル・スレイド『髑髏島の惨劇』はミステリー好きのゲテモノと理解できれば食えない作品ではない。 呪われた伝説の島、髑髏島。残虐な連続殺人鬼。島に集められた15人の男女は邪教を崇拝する殺人鬼が仕掛けた死の罠の餌食と化す 前半は神の生贄(ここでは山羊ではなく人間である)として欠かせない儀式をともなう連続殺人であるから頭皮を剥いだり、顔面を削ったり、内臓をすべて取り出したりする惨劇が細密に描かれます。むしろここではヨーロッパに残る悪魔・魔女崇拝思想の歴史や切り裂きジャックをはじめとする猟奇連続 ...続きを見る |
2005/04/11 19:42 |
03/01/26 イカモノ喰い-山羊のそれ
十数年も前のことだ。新宿3丁目の奥まったところに沖縄料理の店があって店主から「山羊の男性自身の刺身」を勧められたことがある。 ...続きを見る |
2005/04/11 19:41 |
「「騙し絵の檻」 オジサンも読みました。
「「騙し絵の檻」読了」について この作者が女性であったとは、最後の解説を見るまで考えもしませんでした。男性的タッチですよね。 冒頭から緊張感にあふれ、非常に無駄のない、それでいて複雑な伏線がいたるところに張り巡らされ、最終章でこのジグソウパズルが再分解され、嵌めこみが完成する。まさに本格ものの醍醐味を味わえることになる。 ...続きを見る |
2005/04/09 18:27 |
「難解が良い」について
「難解が良い」について フォイエル・バッハ「キリスト教の本質」ドストエフスキー「罪と罰」に挑戦されて、そこから得るものをなど私とは相当年代が違うかたでも共感するところがおおいところでご挨拶します。 学生の時に読みたい、あるいは読むべきと思った書籍で何度か挑戦しながらも中断し、還暦迎えた頃に決心して読破する快感もあるものです。 二年前にはマックス・ヴェーバー「プロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神」を半年かけて読みました。昨年は「罪と罰」をやはり半年かけて読み終えました。周辺の知識を集めな ...続きを見る |
2005/04/08 15:17 |
2002年12月17日年寄りには重い『オイディプス症候群』
笠井潔 『オイディプス症候群』 われながらこれだけのボリュームを誇る(大作1600枚)パズル小説を曲がりなりにもよく読破したものだ。しかし、来年には還暦を迎える高齢者にとって手首に疲労感がいつまでも残っているだけで、どこをどう感心してよいやら正直いってさっぱりわからないのである。 最近は読者が本を選ぶだけでなく「本が読者を選ぶ」という不遜なミステリーが横行しているらしいが、どうやら3200円の大枚をはたいて買ったこの本から嫌われたようで、そうなると年寄りのグチのひとことなど申し上げたくなる ...続きを見る |
2005/04/06 18:44 |
宗教には縁のない私のキリスト教に関するまじめな疑問その2 『小説 聖書 新約編』
2002年12月5日 前に読んだアベカシスの 『クムラン』ではイエスですら磔刑の苦痛のなかで 「なぜ神は私を見捨てるのか」 と絶望することが記されていた。 これでは往生はできません。 この神の子にして救われなかったとするこの小説に虚構としての面白さを感じたのである。 しかし、どうやら虚構と断定するにはそう単純ではないようです。 ...続きを見る |
2005/04/05 22:46 |
平和の伝道者であったローマ法王が神に召された 『小説 聖書 旧約編』
宗教とはずっと無縁の立場であった者が聖書を読んでみる気になった時がある。そのときウォルター・ワンゲリン 『小説 聖書 旧約編』。小説であれ「聖書」なるものを読んでみた。いまどき、不謹慎なことかもしれないが、キリスト教の神に関するその時の印象はやはり現時点でも変わらない。 ...続きを見る |
2005/04/04 00:17 |
庭園と桜と高層ビル
本日(2005年4月3日)文京区の小石川後楽園を訪れました。 千鳥が淵、靖国神社、上野公園などソメイヨシノの名所はまだ開花には至りませんがここの枝垂桜は満開でした。入園料300円が必要のためか混雑もなく楽しめました。 ソメイヨシノの樹林を眺めるのもよいが、こうした庭園に調和した桜も風情があるものです。さらに都会の高層ビルを背景にしたアンバランスも一興でした。 ...続きを見る |
2005/04/03 21:54 |
2002年11月9日 敢えて激辛モードで批評すれば
五條瑛 『熱氷』 宣伝文句につられ、高い買い物をして失敗することがよくあります。装丁帯にこうあった。 俺は、人は撃たない。撃つのは氷だけ。人気絶頂の現総理の元に脅迫状が届く。姿を見せない脅迫犯と氷山ハンターの男、三日間の息詰まる攻防。注目の大型作家、待望お長編エンターテインメント ...続きを見る |
2005/04/01 23:42 |
2002年11月4日 もうこの手のサイコサスペンスは卒業にしたい。
ジェレミー・ドロンフィールド『飛蝗の農場』 作者ジェレミー・ドロンフィールドはイギリスウェールズ地方の出身で考古学を専攻した人だという。この作品は彼が1998年のデビュー作でその年の英国推理作家協会賞最優秀処女長編賞の「候補作」だそうだ。候補作であってそれ以上のものでないことは作品を読んでうなずける。 ...続きを見る |
2005/03/30 23:11 |
いろいろな徳川家康のイメージ、理屈抜きにおもしろい家康も
「徳川家康 全26巻を読破」を拝見、「あぁ、当時読んでおくべきだったな」とくやまれました。 ...続きを見る |
2005/03/29 21:43 |
「徳川家康 全26巻を読破」について
「徳川家康 全26巻を読破」について オジサン世代もこれを読んだ仲間が大勢いました。結局このオジサンは読まずじまいでした。 ...続きを見る |
2005/03/28 16:41 |
2002年8月10日 面白くないサスペンスの分析
ジャン・バーク 『骨』。2000年度MWA最優秀長編賞受賞とあり、吉野仁氏が「役者、舞台、話し運びの三拍子そろった傑作」と激賞していたものだから読む気になったのだが、どちらかといえばかなり昔の映画ヘップバーンの「暗くなるまで待って」までさかのぼって比較していいような「旧い」感覚のサスペンスであった。 ...続きを見る |
2005/03/27 12:31 |
2002年7月31日 不倫のアリバイ 深谷忠記「目撃」
自宅近くの公園で毒殺された男の妻はその時刻、渋谷のラブホテルで不倫をしていたとアリバイを主張する。しかし、彼女をその時刻に公園で見かけたという目撃者が二人もあらわれ、第1審は有罪判決が下っている。これを第2審で担当する女性弁護士の逆転無罪を勝ち取るまでの法廷活動が丹念にかかれている。また、不倫現場を目撃した娘の母に対する憎しみ、暴力行為をやめない父に対する憎しみ、周囲からの冷遇、そして精神障害などに作者のやさしい視線が感じられます。 さらに物語は重層しつつ、8歳のときに母が父を刺殺する現場を ...続きを見る |
2005/03/27 12:23 |
大がかりな「劇場型犯罪」が進行中なのかもしれない
フィクションの世界で「劇場型犯罪」を描いた代表作といえば宮部みゆき『模倣犯』 だろう。昨年のベストセラーになった雫井脩介『犯人に告ぐ』では「劇場型捜査」という捜査側が逆手にとった独創的シロモノを披露して見せた。いずれも大衆心理がマスコミによってヒステリックに反応する社会現象を巧みに取り込んだストーリー展開で実に傑作のミステリーであった。 ...続きを見る |
2005/03/25 16:10 |
NHK大河ドラマ『義経』よりもはるかに面白い、これもまた義経のお話
NHK大河ドラマ、陽光に輝き真っ白な駿馬が翔ける。颯爽の貴公子・多感の若武者・軍事の天才・波乱の生涯。非業の最期を遂げる義経の人物像は「判官贔屓」の言葉どおり国民大衆がいまなお追慕しつづける完成された日本型英雄である。おそらく放映中の大河ドラマもNHKだからこの枠をはずすことはないだろう。一方の頼朝については疑心暗鬼・優柔不断・嫉妬妄想・陰険嗜虐のイメージが刷り込まれている。 ...続きを見る |
2005/03/24 23:37 |
2002年6月14日北村薫『六の宮の姫君』に挑戦する
ある人からミステリーファンとしてはこれは読むべしと指摘があって、本屋で手に取ったところ表紙挿し絵がインテリお嬢さん風な青春劇画ものだから、いい歳の大人が読むものではないなと気恥ずかしい思いでためらいつつ買ったものだ。 ...続きを見る |
2005/03/22 10:40 |
2002年5月18日 英雄待望論の陥穽 曽野綾子「狂王ヘロデ」
ミステリーも面白いことに変わりはないが、最近では宗教周辺の読み物にも興味を惹かれるようになったのはやはり歳のせいなのだろうか。 ...続きを見る |
2005/03/19 01:24 |
2002年5月12日 結末がさわやかなサスペンス
ジョン・コラピント 『著者略歴』 事故死した友人の小説を盗作し一躍ベストセラー作家になった青年は死亡した友人の恋人まで我が物にする。名声と栄光の絶頂にたった彼の前に盗作の事実を知る女性の脅迫者が現れ、バラ色の未来は一転して崩れ始める。主人公は本質的には善人であるから、盗作行為も場当たり的なら脅迫者対策も出たとこ勝負の成り行き任せ、このためうまくいくこともあるが裏目に出ることもあり、このコミカルなてんやわんやが面白く、読者を引き込んでいく。 ...続きを見る |
2005/03/19 01:12 |
2002年5月6日 山岳冒険小説「天空の回廊」エベレスト山頂の死闘
普段運動靴など履いたことのない身で、エアクッションのウォーキングシューズと軽便なリュックを買い求め、この連休の3〜5日に秩父34ヶ所札所巡りを徒歩で30ヶ所まで巡礼をして、相当くたびれた。その経験からエベレスト登頂を舞台にする山岳小説の迫力はまた格別の感がするものである。 ...続きを見る |
2005/03/19 01:04 |
迫真の大犯罪小説、その醍醐味 高木彬光「白昼の死角
西武鉄道オーナー支配の終焉とライブドアのフジテレビ乗っ取りは、日本の今をわかりやすく象徴する経済事件ですが、ずいぶん前に読んだ高木彬光「白昼の死角」には戦後動乱期の経済社会を象徴する類似のエッセンスがあったような思いがして古い日記をめくってみました。 ...続きを見る |
2005/03/17 22:35 |
2002年4月14日 愛のない夫婦の家庭崩壊………と定番
連城三紀彦「白光」 連城三紀彦の作品をはじめて読んだ。実はもっと若い世代の方と勘違いしていました。 ...続きを見る |
2005/03/17 22:30 |
2002年4月7日 お子様向けの優しさがあふれる
ネビル・シュート 「パイド・パイパー 自由への越境」 そうでもなければ、触手を動かさなかったであろう小説でしたが、作者があの映画「渚にて」の原作者と知ってそれではと読むことになりました。 ...続きを見る |
2005/03/17 22:28 |
2002年3月31日 こんなダメオヤジにはなりたくない
歌野晶午「世界の終わり、あるいは始まり」 初めて読む作品で作者のすべ |