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| タイトル | 日 時 |
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ケヴィン・ギルフォイル 『我らが影歩みし所』 クローン人間が仮想現実「シャドーワールド」で
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2008/05/10 17:27 |
黒川博行 『悪果』
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2008/05/02 12:37 |
火坂雅志 『臥竜の天』 地方からの天下簒奪
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2008/04/27 14:45 |
貴志祐介 『新世界より』 異色のSFファンタジーノベルだが………
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2008/04/05 17:07 |
船戸与一 『満州国演義3 群狼の舞』 船戸与一が冷酷にあぶりだす人間性悪の極限図。
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2008/03/29 16:57 |
船戸与一 『満州国演義2 事変の夜』 「本格歴史小説」の名著である。
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2008/03/12 17:07 |
船戸与一 『満州国演義1 風の払暁』 圧倒的迫力で描かれる昭和激動史
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2008/03/03 23:09 |
川上未映子 『乳と卵』 芥川賞受賞作 もやもやの中にすっきりとさせてくれます。
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2008/02/21 17:04 |
吉田修一 『悪人』 人間の本当の値打ちとはなにかを問いかける。
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2008/02/15 16:01 |
松浦理英子 『犬身』 家族とはなにかを問うがいまひとつだな。
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2008/02/03 18:14 |
桜庭一樹 『私の男』 直木賞候補作となっているがはたして………。
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2008/01/14 01:54 |
スティーヴン・キング 『セル』 どこかへんてこりんな巨匠の最新作
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2008/01/10 19:48 |
桜庭一樹 『赤朽葉家の伝説』 のめりこまされる戦後昭和史
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2008/01/08 00:07 |
ジェフリー・ディーヴァー 『ウォッチメイカー』 食傷気味だが「このミス」第一位かと手にとった
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2007/12/22 18:58 |
ビーケーワン怪談大賞傑作選 『てのひら怪談2』
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2007/12/19 23:56 |
浅田次郎 『中原の虹』 傑作『蒼穹の昴』の続編。待ちに待った全四巻を読み終えて
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2007/12/15 02:13 |
笹本稜平 『越境捜査』 わかりにくい警察機構を理解し警察小説を楽しく読もう。
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2007/12/09 19:15 |
佐々木譲 『警官の血』 警官の血とは?異色の警察小説でありめったに現れない傑作である。
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2007/12/06 15:48 |
鳥羽亮 『絆 山田浅右衛門 斬日譚』 慈愛の人・浅右衛門の内心を探る。
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2007/12/01 17:09 |
曽根圭介 『沈底魚』 本年度江戸川乱歩賞受賞作
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2007/11/06 12:04 |
藤原伊織 『名残り火 てのひらの闇U』 あの堀江雅之はもう帰ってこない。
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2007/10/26 11:57 |
ジョー・ホールドマン 『擬態 カムフラージュ』 昔懐かしいSFのガジェットがたくさんあったが
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2007/10/21 16:59 |
ドストエフスキー 『カラマーゾフの兄弟5』亀山郁夫訳 ようやく読み終えて充実感を味わっている。
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2007/10/15 17:11 |
ドストエフスキー 『カラマーゾフの兄弟4』亀山郁夫訳 こんな楽しみ方もあります
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2007/10/06 19:35 |
ドストエフスキー 『カラマーゾフの兄弟3』亀山郁夫訳 第三部の読みどころアリョーシャ
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2007/09/27 17:26 |
ドストエフスキー『カラマーゾフの兄弟2」亀山郁夫訳 なぜこんなに難解なのだろう。
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2007/09/18 20:09 |
ドストエフスキー 『カラマーゾフの兄弟1』亀山郁夫訳 なぜこれほどわかりやすいのか
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2007/09/13 17:28 |
上野 国立科学博物館とフーコーの振り子
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2007/08/30 13:10 |
山本兼一 『いっしん虎徹』 またまた傑作時代小説にぶつかりました。
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2007/08/13 20:03 |
葉室麟 『銀漢の賦』 漢(おとこ)たちの凛冽の生き様を描いて松本清張賞受賞にふさわしい時代小説の傑作
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2007/08/05 23:32 |
グレン・ミード 『地獄の使徒』 グレン・ミードだからと期待してはいけない。
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2007/07/27 14:41 |
諸田玲子 『かってまま』 これは宮部みゆきの世界ではないかと………。
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2007/07/25 23:52 |
佐々木譲 『制服捜査』 新しい切り口の警察小説だ。
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2007/07/16 19:14 |
桐野夏生 『メタボラ』 論評する資格のない自分に気がついた。
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2007/07/04 18:22 |
京極夏彦 『前巷説百物語』 シリーズものってのは三巻までがよろしいようで………
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2007/06/26 22:02 |
竹田真砂子 『桂昌院 藤原宗子』 寂しさを気づけなかった女の激烈な一生
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2007/06/20 22:30 |
映画 『ザ・シューター 極大射程』の原作 スティーヴン・ハンターの傑作『極大射程』
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2007/06/01 19:08 |
大鐘稔彦 『孤高のメス 外科医当麻鉄彦』 連載劇画のノベライズだった。
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2007/05/31 17:34 |
佐々木譲 『うたう警官』 戦時情報戦小説の勇、あの佐々木譲の完全復活だ。
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2007/05/29 12:31 |
レイモンド・チャンドラー 村上春樹訳 『ロング・グッドバイ』 ハードボイルドの原点を名訳
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2007/05/14 22:18 |
司馬遼太郎 『項羽と劉邦』 山本勘助なんて小さい小さい!
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2007/04/16 18:47 |
熊谷達也 『氷結の森』 名作『邂逅の森』の続編として新たな感動を呼ぶ傑作
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2007/03/27 18:11 |
青山七恵 『ひとり日和』 石原慎太郎が激賞したという芥川賞受賞作
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2007/03/19 20:05 |
諸田玲子 『奸婦にあらず』 幕末の激動に身を投じた女の真心とは
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2007/03/12 23:35 |
池井戸潤 『空飛ぶタイヤ』 タイトルで損をしているが傑作のミステリーだった。
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2007/02/14 13:46 |
『てのひら怪談 ビーケーワン怪談大賞傑作選』 現代的センスが光る100の怪奇譚
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2007/02/07 22:28 |
司馬遼太郎 『空海の風景』 空海とはなんだったのだろう。空海の風景からその実体に迫る。
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2007/02/04 17:44 |
カルロス・ルイス・サフォン 『風の影』 繊細、流麗な文体で完成されたミステリーロマンの傑作。
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2007/01/22 21:09 |
『てのひらの怪談ービーケーワン怪談大賞傑作選』という本が2月に刊行される。
ありがたいことに私の作品を二編取り上げていただくことになった。 これに先駆けてビーケーワンのホームページからアクセスできるコーナー「週刊てのひらの怪談」で新作を募集するお話をいただいて、また作品を送ったらここでも取り上げていただいた。 よっちゃんを名乗っていたがもう少しマシなペンネームをといわれ江崎来人と改めた。 ...続きを見る |
2007/01/10 13:13 |
川端康成 『雪国』 十一面観音の印象と「雪国」
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2007/01/04 23:29 |
ジェイムズ・カルロス・ブレイク 『荒ぶる血』 深みと広がりを持ったビカレスクロマンの傑作
原題は「Under The Skin」。血筋、血縁、血脈、血統、皮膚の色、人種、そして血みどろの暴力。久々に無頼のヤカラたちの暴力を描いてしかも深みと広がりを持ったビカレスクロマンの傑作にお目にかかった。 ...続きを見る |
2006/12/24 17:26 |
リチャード・マシスン 『奇術師の密室』 老大家の手になる意欲的実験的ミステリー
トリック重視のミステリー作家はどうすれば常識人をギョッとさせるかともっぱら腐心するのでしょう。奇術師と大いに似ています。ミステリーにはこの類似性を直接作品に同化させ、マジシャンを主役にした作品がいくつもあります。近年のヒット作では泡坂妻夫『奇術探偵 曾我佳城全集』、ジェフリー・ディーヴァー『魔術師(イリュージョニスト)』などが記憶に新しいところです。前者が探偵役として奇術師を据え、後者では犯人が魔術師でした。そしてその華麗なテクニックが作品の価値を高める役割を果たしています。ただしマジックは ...続きを見る |
2006/12/18 23:59 |
アダム・ファウアー 『数学的にありえない』 どこかで読んだことがあるようなSFタイプのマンハント
ある日突然機密研究所内のすべての物質が透明になってしまった。その中に居合わせたただ一人の男もまた透明人間になってしまう。上層階に残され中空に浮いている見えない自分に彼は茫然自失する。軍事的には核兵器開発を上回るこの生きた資料を国家機密機関が総力を挙げて追う。透明人間は逃げる。とこれはSF的、ノンストップ・マンハント・アクションの代表作といえるH・F・セイント『透明人間の告白』だった。『数学的にはありえない』を読み始めて、すぐに数年前のこの傑作に思い至った。 破滅寸前の天才数学者ケイン。彼を ...続きを見る |
2006/12/16 12:40 |
夏樹静子 『見えない貌』 ベテランのミステリー作家が描いた親子の絆
夏樹静子さん、1938年生まれというからわたしよりも6歳先輩だった。そう気がつけば初期の作品『蒸発』を傑作だなと感じたことや『Wの悲劇』なども懐かしく思い出される。その後二時間ものテレビミステリーでしかお目にかからなくなったが、久々に5年前の『量刑』ではベテランの新境地ここにありと再び輝きを取り戻していた。 ...続きを見る |
2006/12/12 22:59 |
浅田次郎 『蒼穹の昴』 目下刊行中の 『中原の虹』を読む前に再読しておく価値はあった。
この続編だと思われる『中原の虹』を読む前に再読しておく価値はあった。浅田次郎初期の大傑作。 ...続きを見る |
2006/12/02 18:33 |
北方謙三『水滸伝』文庫本化されました。
時は北宋の末期、最後の皇帝徽宗治下。政治のことは宰相の蔡京にまかせて,日夜遊興にふけり,書画骨董の収集に熱中し,豪壮な宮殿,庭園,道観等を造営したりして,莫大な金銭を使った。その穴埋めのために,蔡京はあらゆる手段を用いて誅求を行い,人民を苦しめたので,浙江の方臘(ほうろう),山東の宋江はじめ各地で反乱が勃発し,政府はその鎮圧に手をやいた。この史実を背景に108人もの英雄・豪傑が腐敗した国家転覆のために勇壮無比の戦いを挑みやがて破れていく大長編口語小説がいわゆる水滸伝である。施耐庵と羅貫中によって ...続きを見る |
2006/11/27 07:58 |
貝塚茂樹 『韓非』 歴史大ロマンを読む心地で
数人の仲間と『韓非子』を読んでいる。中国文学の権威・村松暎先生と雑談を交わしながら全編を通読するのではなく、先生が用意された解釈なしの原文テキストで「孤憤」「説難」「和氏」「姦劫弑臣」「五蠹」までを読んだ。五十五篇の大著のなかからどうしてこの篇をとりあげ、この順序で読むのかわからないままに先生の洒脱な語りぶりとおとぼけにすっかりのめりこんでいた。これらは韓非子の自著であり、韓非子思想の枢要をなすものなのだろう。 ...続きを見る |
2006/11/23 10:03 |
薬丸岳 『闇の底』 とてつもなくショッキングなラストにあっけにとられた。
このところ悲惨な事件が連続している。小中学生のイジメによる自殺、肉親による幼児虐待と殺傷。幼い命の非常事態宣言であろう。これという対応措置がないままに狂気だけが蔓延しつつあるようで不安と焦燥感が日本全体を覆っている。そして『闇の底』で薬丸岳はこの暗澹の世相を背景に強烈な反則パンチを繰り出した。 ...続きを見る |
2006/11/15 10:52 |
11月の読書
塚本青史『始皇帝』を読み終えましたので関連する韓非子の研究書貝塚茂樹『韓非』をじっくり読みます。 韓非posted with 簡単リンクくん at 2006.11.10貝塚 茂樹〔著〕講談社 (2003.4)通常2-3日以内に発送します。オンライン書店ビーケーワンで詳細を見る ...続きを見る |
2006/11/10 12:48 |
映画『父親たちの星条旗』を観る
我が家の近く、浦和所沢街道沿いにシネマコンプレックスがあったとは驚きで、早速出かけてみた。設備は最新だし、ここも平日はがら空きで申し分のない環境だった。10:25からの開演と早朝だったせいか観客数20人足らずでは経営が安定的に成り立つのだろうか。それはともかく、私としては今後映画館選びの最優先の劇場としたい。 ...続きを見る |
2006/11/08 19:02 |
「江戸文化歴史検定」を受験しみた。
今日青山学院でこの検定試験が行われた。 ...続きを見る |
2006/11/03 16:27 |
塚本青史 『始皇帝』 偉大な歴史の変革者、その末路はあわれ
暴君、そして英傑! 血筋という運命、乱世に飛び交う謀略、三度の暗殺未遂を乗り越え中華を制したファースト・エンペラーの生涯を描ききる、畢生の書き下ろし! 始皇帝といえば歴史的には焚書坑儒に代表される非道の王として扱われてきた。しかし暴君であって英傑だったからこそこれだけの偉業をはたせたのだろう。 趙で人質となっていた秦の公子・子楚の子として生まれた政(前259)が、わずか13歳で即位し(前246)、列国を滅ぼして中華を統一、始皇帝を名乗り(前221)、権力をほしいままに、最後は悩乱して死す ...続きを見る |
2006/11/02 15:37 |
上海蟹を食す。
上海蟹の旬は11月だそうだ。11月にはオスの味が芳醇になるのだという。娘が言い出したことだがオヤジの退任慰労をやっていなかったとか結婚記念日にお祝いを忘れたとかでこの際家族で会食をしようと。ならば娘たちがご馳走をしてくれるのかとホクホクして臨んだのだがその考えは甘かったようだ。 本音は自分たちが食べたことのない上等の上海蟹を他人の懐をあてに試しておこうと、そんなわけだった。 ...続きを見る |
2006/10/30 10:45 |
皆川博子 『伯林蝋人形館』 皆川博子の得意とする幻想的世界である。
エロチックでグロテスクな狂気を耽美的に描く皆川博子の得意とする幻想的世界である。 狂乱へとむかう1920年代のドイツを舞台に6人の男女が織りなす運命の輪舞 「彼らの人生は、さまざまな場所、時代で交錯し、激動の歴史に飲み込まれていく……… ドイツの歴史をまるで知らない私はバラバラにある6つの物語を時間の流れに沿って組み替えしないとおさまりがつかなかった。 1914年に始まった第一次世界大戦、フランスとの主要戦場のひとつであった1916年のヴェルダンの戦いには生粋のドイツ人とユダヤ系ドイ ...続きを見る |
2006/10/23 15:12 |
NHKドラマ 桐野夏生原作『魂萌え!』が面白い。
三回連続の第一回目をみた。原作がまことに楽しかった。あの桐野夏生が変身した。とにかく我々と同年代の夫婦のお話であり実に等身大の現実が書かれていたからだ。 テレビの脚本もほぼ原作に沿っているような気がする。 主人公の敏子、高畑淳子が演じて小説のイメージがぴったりのはまり役だ。 気になったのはその夫の浮気相手蕎麦屋のオバサンである昭子だが高橋恵子はあまりにも美しく性的魅力もあって原作の所帯じみた社員食堂の栄養士のイメージとはかけ離れている。あれでは明らかに敏子が負けているからかわいそう ...続きを見る |
2006/10/22 19:14 |
養老孟司先生の講演を聴く
10月16日、元勤務先のOB会が開催した養老孟司先生の講演会に出席した。先生の著書はだいぶ前に『バカの壁』を読んだことがある。そのときの印象は支離滅裂でなにを言っているのかまるでわからないことだけであって、よくこの著書がベストセラーになったものだと首をかしげた。 人間の脳の働きで他の動物と際立っているのは五感でインプットされた千差万別の情報を類似性でまとめるところにあるようだ。概念をつくるということだろう。そこで言葉が生まれるのだが、これが他の動物にはできないのだそうだ。 赤いリンゴ、青いリ ...続きを見る |
2006/10/20 18:03 |
佐藤賢一『アメリカ第二次南北戦争』 アメリカを茶化しきった傑作の風刺小説
南西部諸州は「アメリカ連合国」として独立し「アメリカ合衆国」との戦闘を開始した。「連合国」の空爆により「合衆国」の都市は破壊され、「連合国」の軍事的優勢のままに目下停戦状態にある。国連本部が移転した常任理事国・日本が政治力を発揮するにはまずもってこのアメリカの現状、内戦の背景と本質を正確に把握する必要がある。2016年、かくして愛すべきレポーター森山サトル君は瓦礫と化したロスアンゼルス空港に降り立ったのである。 ...続きを見る |
2006/10/19 01:40 |
10月の読書
井上尚登の『北京詐劇』を読んだからではないがその延長で面白そうな中国ものを読もうと思います。 ...続きを見る |
2006/10/09 16:09 |
井上尚登 『T.R.Y. 北京詐劇 ペキン・コンフィデンシャル』久々の大型コンゲームロマン
装丁帯にこうある。 天才詐欺師、伊沢修が帰ってきた!総統に、皇帝の座を。詐欺師には、財宝を! 甲骨文字に隠された謎、壮大な宴席。華麗なる駆け引きが、中国の未来を変える! 時は、1916年。稀代の詐欺師VS中国最高権力者 詐欺師、武器は宮廷料理。ねらいは財宝。「遺跡をひとつ掘らせていただけませんでしょうか?」 袁世凱、野望は、皇帝即位。弱点は美味に目のないこと。 1999年に刊行された井上尚登のデビュー作『T.R.Y.』は実に印象的な作品でした。 題名からすると想像できなかった ...続きを見る |
2006/10/06 12:30 |
志木市立柳瀬川図書館をたずねる。
自転車で5分、柳瀬川駅の志木駅よりのガードをくぐるとマロニエ通りに通じる。道路沿いの右手に柳瀬川図書館がある。前にいった遊学図書館よりも広々として、書庫も豊富である。AV設備やインターネット使用など設備も新しいものを取り入れてある。読書机は大きく数も多い。 マロニエ通りと名づけられているが、並木は栃の木とケヤキが道の両側に枝葉を広げている。 「前にある並木はなんですか」と職員に尋ねると、絵本を持ってきてくれた。 「この絵本にある栃の木なんですよ。マロニエとは違うのかもしれませんが同じ系 ...続きを見る |
2006/10/03 18:15 |
早瀬乱 『三年坂 火の夢』 首都東京の成り立ちにはこんな不思議な伝奇、伝承があったのかしら?
首都東京の成り立ちにはこんな不思議な伝奇、伝承があったのかしら。と首を傾げつつも本当らしさに魅了されます。 ...続きを見る |
2006/10/01 23:56 |
三つの「風神雷神図屏風」が出光美術館に集まった。
俵屋宗達、尾形光琳、酒井抱一。「風神雷神図屏風」、屏風絵はあまりにも知られているためイメージすることはできたが三つもあるとは知らなかった。 琳派の三巨匠の作品が一堂に展示されるのは66年ぶりなのだそうだ。 ...続きを見る |
2006/09/30 10:10 |
創作怪談 第六話 『ムグッチョの唄』
ムグッチョの唄 ...続きを見る |
2006/09/24 18:33 |
荒山徹 『処刑御使』 あまりにも映像的な妖術合戦にいささか辟易しました。
この挿絵、怖いですね。まるで、最近の日本製ホラー映画に出てくる化け物のようです。 装丁帯にこうある。 その密使は、時空を超えてやってきた。朝鮮を侵略した仇敵を抹殺するために………。 伊藤博文、絶体絶命! 韓流も嫌韓流も唸らせる、壮大無比な伝奇時代小説、ここに誕生。 「おれは長州藩の伊藤俊輔だ。足軽以下の小者で、閣下なんて呼ばれる身分じゃない」 「今はそうでも」女は畏まった口調で答えた。 「閣下はいずれ、大日本帝国の初代内閣総理大臣――宰相におなりあそばします。わたしは、閣下が総 ...続きを見る |
2006/09/23 10:52 |
映画「X−MEN:ファイナル・デシジョン」を見る。
西武池袋線豊島園に「ユナイテッドシネマ豊島園」というシネマコンプレックスがあると桜台在住の歯医者さんから聞いていた。清潔感があり、十分な大画面と音響効果、なにしろ平日は空いているのが魅力だと。シネマコンプレックスなるものはいまは閉店した志木の駅前ビルにあったもののイメージしかなく、それはそれはちっぽけな映画館でしたので東京のロードショウ映画館と同じ料金はとても払う気がしないお粗末な設備でした。 歯医者さんの言ったとおり、私にはこんな都心から離れた場所にしては立派な建物、設備だと思いました。上映 ...続きを見る |
2006/09/20 17:55 |
続.9月の読書 昨日買った新刊本のキャッチコピー
今月中に読めるとは思っていませんが、面白そうな新刊本を買いました。 ...続きを見る |
2006/09/19 05:40 |
新書斎完成 室内無線ランの設定は難しかったですね。
寝室の片隅にパソコン作業場を移転しようとしました。 光ケーブルの最終接続ターミナルが移動できませんから、無線ランのセットを買い込んだのです。販売店では誰でも設定できそうな説明でしたが、素人にはかなり難しかったですね。 説明書どおりにはいきません。 販売店に電話して接続サービスを受けようとしたところ、数日待たされて2万円以上かかると説明され腹立たしくなりました。 メーカーでもそのサービスがあり、1万円以内と説明書に書いてあります。説明書に書いてあるということはかなり難しいことを前提 ...続きを見る |
2006/09/17 18:00 |
宮部みゆき 『名もなき毒』 もどかしさは残るが本来の宮部みゆき復活の予感
犬を連れ、散歩途中の老人がコンビニで買ったウーロン茶を飲んで悶絶死した。首都圏で発生していた無差別連続毒殺事件の4人目の犠牲者か。今田コンツェルンの社内報を編集する杉田三郎はこの犠牲者の孫娘である女子高生と知り合うことから事件に巻き込まれる。いっぽう杉田の職場ではアルバイトをしていた26歳の娘をミスが多発するためにクビにしたことから、彼女の執拗、病的なクレームに編集局一同が振り回されている。彼女の異常な嫌がらせはやがて禍々しさが加わり杉田の家庭にまで入り込んでくる。 杉田三郎は女子高生のお ...続きを見る |
2006/09/16 19:14 |
江戸文化歴史検定協会・編 『大江戸見聞録』 そりゃぁ 冗談だろう!と笑い飛ばすかこの企画
「江戸文化歴史検定」という検定制度があるのだそうだ。資格を取って金になるものならそのための指導システムも作られようが、あきらかに金にならない資格を作ってそれで稼ごうというのだから魂消た根性である。 江戸文化歴史の知識をどのくらい所持しているかをテストして3級2級1級とランク付ける。テレビのクイズ番組ではないから最高位をとったところで賞品がでるわけではない。それどころか受験料をおさめることになる。安くはない。2級が5250円、3級が4200円だ。とはいえ、江戸雑学の全国競技大会のようなも ...続きを見る |
2006/09/15 00:07 |
獅子文六 『箱根山』の現場
9月9日、10日、親しい仲間ら6人で強羅から登山鉄道で少し上ったところ、中強羅の保養所で一泊する温泉旅行を楽しんだ。普段、箱根近辺でゴルフをすることがあっても、車で往来するため、新宿から小田急で強羅まで電車、強羅よりケーブルカーの経験は初めてのことだった。 ...続きを見る |
2006/09/13 17:27 |
今月の読書
さてなにを読もうか。 ...続きを見る |
2006/09/09 01:08 |
伊藤たかみ 『八月の路上に捨てる』 夫婦とはどういうものか教えてくれる芥川賞
最近の芥川賞は軽くなったと誰かが言っていた。 「軽い」との一言には重みがあるのかもしれないなと受けとめたのだが、前回の受賞作『沖で待つ』に私が好感をもったのとおなじで、この「軽い」受賞作にあるごく平凡な最近の風俗性や日常性のわかりやすさが、芥川賞にふさわしいかどうかは別として、楽しく読める作品となっている。 ...続きを見る |
2006/09/07 17:27 |
「ザマイカー」この雑誌はこういう使い方をするのか。
車を買い替えようかと思った。日産のプリメーラを9万2千キロ乗って、瑕だらけになっている。まだ会社勤めのころにつき合った職場に近い東京にあるディーラーから20年以上も買い換えていた。今回は自宅近辺のディーラにしようかと考えた。家内に言わせればはるか遠くにいてメンテには無関心のディーラーよりは近場のディーラーのほうが後々便利だとのこと。もっともだ。 私は買い物が下手だから、値段交渉をするにしてもコツがわからない。家内の方がうわてだ。 娘のボーイフレンドで車にはやたら詳しい青年がいる。家内 ...続きを見る |
2006/09/04 17:43 |
文芸春秋 九月特別号 はお得な買い物です。
芥川賞発表受賞作全文掲載とまぁ発表後にはいつものことなのだが、単行本が発刊されその広告で値段を見れば、絶対に安い買い物でしょうね。 ...続きを見る |
2006/08/31 23:56 |
吉村昭氏の死と長英の死 二つの死の容に思うこと
7月31日に他界された吉村昭さんの死の直前の模様が報道された。点滴の管と静脈に埋め込まれたカテーテルポートを自ら引き抜いた覚悟の死だった。病床に伏したときから延命治療を拒否していた。病院から自宅に戻っていたのだそうだ。 夫人の津村節子さんは 「家にいたからこそ、自分の死を決することができてよかったと思う」 と述懐しておられた。 ...続きを見る |
2006/08/29 20:27 |
吉村昭 『長英逃亡』 氏の逝去に哀悼の意を表しつつ
日立デジタル平凡社 世界大百科事典 高野長英 1804‐50(文化1‐嘉永3) 幕末の蘭学者。名は譲、のち長英、号は瑞皐(ずいこう)。陸奥水沢の生れ。幼いころ父と死別し、母方の叔父高野玄斎の養子となる。1820年(文政3)江戸に出て蘭医吉田長淑に学び、25年にシーボルトをしたって長崎に留学。シーボルト事件が起こるといち早く姿をくらまし,30年(天保1)江戸に戻って鵬町貝坂で開業、かたわら生理学の研究に従事し,32年に《西説医原枢要》6巻を著した。この年渡辺崋山を知り,蘭書を翻訳して崋山 ...続きを見る |
2006/08/27 20:56 |
映画 『花田少年史』を観た。
お父さん、なんでこんな映画、見に行ったの。あれは漫画や動画ではじめてイキイキしているのだと思うんだけど。実写映像なんて考えられないわ。 と娘ににらまれた。 ...続きを見る |
2006/08/27 09:04 |
直木賞作家、坂東眞砂子のちょっとしたスキャンダル
坂東眞砂子の作品を初めて読んだのは『狗神』だった。日本に古くから伝わる憑物伝承を正確に消化し現代の農村に甦らせたホラー小説の傑作だった。その後『死国』と『山妣』を読んでいる。『山妣』は直木賞を受賞した、大自然の凄愴の美と人間界の極彩色の地獄図を描いた記憶に残る作品だった。 ...続きを見る |
2006/08/26 00:19 |
図書館利用初体験
図書館を利用したことがなかった。小中学、高校の学校図書館には読みたい本などまるでなかったからだ。おそらく大学の図書館だってそうだったろう。まして公立の図書館には縁がなかった。借りて読むよりも買って読む性質でもある。もっとも貸し本屋には入り浸りのときもあった。 ...続きを見る |
2006/08/24 20:26 |
胸部肋骨骨折のこと
8月17日のことだ。甲府から車で30分の甲斐芙蓉CCに午後の2時に到着。雨が上がったようなのでハーフプレイを始めた。ところが途中から豪雨に変わり雷もドロドロと気味悪くなって中断した。6時半ごろから飲み始めさて部屋に戻ったのは何時になっていたのだろうか。ズボンを脱いだ拍子に。いやそこの記憶がないのだが、とにかく左胸部に強烈な痛みがあった。息が出来なくなって床にうずくまってうめいた。どうやらベッドの端にぶつけたようだ。はいずるようにして隣室の同宿の知人のもとへ行ってそのベッドでしばらく休ませ ...続きを見る |
2006/08/21 07:43 |
創作怪談 第4回BK1怪談大賞のこと
ネット本屋のBK1さんとの付き合いは長い。ここは読者の書評のページがどのネット本屋より充実していて、本を買うときの参考にする価値があるし、自分でも投稿するのが実に楽しいからだ。毎年のことだがここで広く怪談を募集し、私も毎年参加している。 ...続きを見る |
2006/08/19 18:39 |
鏑木蓮 『東京ダモイ』 この夏一番の傑作、江戸川乱歩賞受賞の文芸ミステリー
小泉総理にとって最後の夏、公約を実行して本日8月15日に靖国参拝の美学を貫いた。最近、素朴な反戦平和論は風化しつつあるかに見えたが、むしろこの騒動があったからか今年の夏は例年よりも戦争責任を改めて考えようとする報道の特集が増えたような気がしている。われわれにとっては別に最後の夏ではないのだから、素朴な平和希求の心を愚直に語り続けることは忘れてはならないことだと思う。 ...続きを見る |
2006/08/15 23:09 |
やはり8月と言う月には戦争をテーマにした作品を読むのか。
吉村昭『破獄』を読みながらそんなことを感じていました。 ...続きを見る |
2006/08/12 23:52 |
土蜘蛛無残5 茨城のむかしむかし大昔22
当麻(たぎま)の郷 行方郡の郡庁地より東北15里ほどに当麻の郷に伝わる佐伯のこと 倭武天皇が巡幸の際、鳥日子という佐伯が命令に逆らった。このためにたちまちこれを殺された。車駕の通る道が狭くて凸凹した悪路だったためにこの地を当麻といっている。土地の人は悪路のことを「たぎたぎし」というからである。この地は土地はやせているが紫草が生えている。また、香取と香島の二つの神の子神の社がある。その周囲の山野にはイチイ、ハハソ、クリ、クヌギの林があり、イノシシ、サル、オオカミがたくさん棲んでいる。 ...続きを見る |
2006/08/11 12:09 |
吉村昭 『破獄』 去る7月31日、吉村昭さんが他界された。79歳であった。
日本の夏は死者を追憶する季節でもある。そして戦争の悲惨を語る季節でもある。 ...続きを見る |
2006/08/08 07:20 |
吉村昭 『破獄』のモデルは?
この小説を読んでいて主人公佐久間清太郎の叙述があまりにも真に迫っているからモデルがいてもおかしくないのだが、五寸釘の寅吉ではないことがわかったので吉村氏の創造かと思い始めていました。 ところがそうではなくやはりモデルがいることがわかりました。 ...続きを見る |
2006/08/07 12:08 |
去る、7月31日、作家・吉村昭さんが他界された。ご冥福をお祈りします。網走刑務所のこと
朝日新聞 戦艦武蔵」など綿密な取材に基づく記録文学から、「天狗(てんぐ)争乱」などの歴史小説まで幅広い作風で親しまれた作家の吉村昭(よしむら・あきら)さんが31日、膵臓(すいぞう)がんのため死去した。79歳だった。葬儀は親族のみで行い、後日「お別れの会」を開く予定。 私は氏の作品は『敵討』しか読んだことがなかった。 吉村昭『敵討』はこの武士道の悲惨と空虚をドキュメンタリー風に、感情をいれず淡々と叙述することでむしろ読後の感銘を深くさせている。 この著書には「敵討」「最後の仇討」の中篇 ...続きを見る |
2006/08/07 09:50 |
第13回松本清張受賞作 広川純 『一応の推定』 おそろしく地味なストーリーだが感動がじわりと
著者の広川氏は保険調査会社勤務の経験がある。60歳、作家デビューとしては高齢のほうだろう。実務経験を活かした実に渋いミステリーで、味わいは深い。第13回松本清張賞受賞作だが、第12回の城野隆『一枚摺屋』と同様、清張の名にふさわしい作品だと思った。 ...続きを見る |
2006/08/02 19:16 |
映画 『日本沈没』 大掛かりなパニック映画として楽しめる。
会社勤めを終えて時間をもてあますことになるのはいま少し先になるのかもしれない。毎日、飲み会や、ゴルフやマージャンで家にじっとしていることにはなっていないからだ。妻と一緒に映画を観る。久しぶりのことである。 有楽座。日比谷映画とかここは昔はよく出向いた映画館だからと有楽町の地下鉄を降りて歩いてみたのだが風景が変わってなかなか見つからなかった。 えっつ マリオンの前だったのかと。移転したのでしょうと妻が言う。そう思う。切符売り場のオネエチャンに移転したのですかと訊ねると、前からここですと答え ...続きを見る |
2006/07/31 08:00 |
苫小牧カントリー倶楽部ブルックスコース
北海道ツアーの最終日 7月21日 ...続きを見る |
2006/07/30 18:05 |
鮫島淳一郎 『北海道の樹木』
北海道の魅力は雄大な自然景観にある。私は北海道へ赴任するまで森林は針葉樹林でなりたっているのかと誤解していた。寒冷地はそうなのだと思い込んでいたからだ。ところがそうではなかった。本州の山は圧倒的に杉だが北海道は広葉樹林に覆われていると言ってよい。そのため紅葉の時期には本州では経験できない広大な自然の美を眺望することができるのだ。 ゴルフ場にある樹木の名前だけでも覚えたいと思ってこの本を買った。そのときはかなり覚えたつもりが今度きてみてほとんど忘れてしまっていた。 苔の洞門の管理人と話しこ ...続きを見る |
2006/07/29 23:51 |
加藤廣 『秀吉の枷』 成り上がりものの悲哀
加藤廣氏は2005年『信長の棺』でデビュー、75歳と言う高齢のベストセラー作家の誕生に驚いた。『信長の棺』は小泉首相の愛読書だと喧伝が先行していた作品だった。小泉さんの愛読となればそれなりに成功した政治家の特別の関心事でも書いてあるのだろうと、好みの小説だとは思えずまだ読んでいない。 ...続きを見る |
2006/07/28 08:44 |
7月20日 札幌ゴルフ倶楽部 輪厚コース
9月になると全日空オープン。ホテルからタクシーで20分、広葉樹林にすっぽりと包まれたいかにも北海道らしい自然の豊かさを満喫できるコースです。札幌勤務の頃はメンバーになっていてかなりの経験があったはずだが、それほどゴルフには夢中になれなかった方だから、レイアウトもほとんど記憶にない。 曇り。このところ雨が多かったとかでバンカーは固まっていて難儀しました。グリーンは速かった。ラフはきつかった。つまり難しかったということで、昨晩の飲みすぎのせいではない。100を切ることはできませんでした。 ...続きを見る |
2006/07/27 07:09 |
今朝の朝日新聞 金大中事件の真相に関して 梁石日『死は炎のごとく』
朝日新聞報道の抜粋 73年8月に東京で起きた金大中(キム・デジュン)氏(後に大統領)拉致事件について、韓国政府の真実究明委員会は、当時の情報機関・中央情報部(KCIA)による組織ぐるみの犯行と断定する報告書をまとめた。近くKCIAの後身の国家情報院が公表する。韓国歴代政権は一貫して事件への関与を否定してきており、政府として認めるのは初めて。報告書は当時の李厚洛(イ・フラク)KCIA部長が直接犯行を指示し、二十数人が役割を分担したことを確認。焦点とされた朴正熙(パク・チョンヒ)大統領自身の指 ...続きを見る |
2006/07/26 08:41 |
札幌の町が変わった。
10年もたつのだから当然のことだけど、とくにJR札幌駅付近の開発が進んでここは全く変貌していました。拓銀、丸井今井が破綻して、大通りの商店街の殷賑もピークを打ったのだろう。札幌駅にはデパートでは大丸、家電の大型販売店が軒並み大繁盛のようでした。 「遊ぜん」南1条西5丁目郵船会館ビルB1Fにて宴会 女性二人と元運転手、われわれ三人。たらふく飲み食いして3万円だから安い! 思いがけない毛ガニにうれしくなった。 ホッケの開き、イカの塩辛、それに姫ダラと予定のものをたっぷり堪能する。 ...続きを見る |
2006/07/24 14:57 |
北海道のうまいもの 北海道の読書といえば
平成6年から8年を札幌で過ごした。10年振りである。 ...続きを見る |
2006/07/24 00:16 |
北海道でゴルフ
7月19日 ANA羽田発11:00にて札幌へむかう。 半年前から計画していたゴルフツアーだ。志木駅から羽田までバスが出ていることを教えてくれたのは家内だった。首都高のあの混雑を知っているものとしては正確に運行できるはずはないとそれでも余裕をたっぷりにして乗り込んだところ、私の知らなかった高速道路のルートを複雑に選んで、1時間50分、予定より10分ほど時間がかかったが、到着したのには驚いた。 仲間は札幌支店に勤務していたもの、立花君と高橋君。高橋君は仕事の関係で夕刻の便になる。 持参して ...続きを見る |
2006/07/23 09:16 |
小松左京+谷甲州 『日本沈没 第二部』2 私の期待が大きすぎたのかもしれない。
「異変」から25年が経過した。かつて日本国家の存在した海域は領土の帰属、資源開発問題など複雑な国際問題を封印する形で不可侵の「制限海域」とされている。本格的調査は実施されていない。海図の整備もなし。観測衛星では大雑把な地形程度しかわからない。そして日本政府はここで中国らしき国による利権確保のための軍事的行動が開始されていることを視認する。 と緊張した物語のスタートである。 ...続きを見る |
2006/07/16 16:36 |
小松左京+谷甲州 『日本沈没 第二部』 長かった33年を経て期待の続編のできばえはいかに?
映画『日本沈没』がまもなく封切られる。目下、日経「私の履歴書」は小松左京氏である。このタイミングで待ちくたびれて忘れかけていた『日本沈没』の第二部がついに発表された。 ...続きを見る |
2006/07/09 16:15 |
亀山郁夫 <『悪霊』神になりたかった男>2 なるほどこれは危険な作品だ
スタヴローギンを「神になりたかった男」と指摘した亀山郁夫氏は神についてかなり個性的なイメージをお持ちのようだ。しかし、信仰を持たない私にはとてもわかりやすい共感できるイメージです。 ...続きを見る |
2006/07/08 16:20 |
亀山郁夫 <『悪霊』神になりたかった男>目からうろこの『悪霊』解説
タイトルに「神になりたかった男」とありますが、日本の歴史上の人物で言えば、魔王と恐れられた革命児織田信長をイメージしてしまいます。最近流行の解釈ですよね。信長の野心は天皇の地位の簒奪にあったとか、神の国を造り自らが神としてその国の王たらんとしたなど。この場合の「神」は俗世界を政治機構の頂点で支配する神様のような超絶の専制者として使われているのです。 ところが『悪霊』の主人公、悪魔的超人スタヴローギンですが、俗世界の専制者になろうとする野心を持っていたかといえばまるでそんなことはない。ピ ...続きを見る |
2006/07/07 11:15 |
ドストエフスキー『悪霊』への挑戦21 スタヴローギンの悪魔性2
「広島 女児殺害事件 4日判決」 今朝のNHKニュースより この事件は、去年11月、広島市安芸区で、下校中だった小学1年生の木下あいりさん(当時7歳)が殺害されたもので、近くに住んでいたペルー人のホセ・マヌエル・トーレス・ヤギ被告(34)が殺人や強制わいせつ致死など4つの罪に問われています。裁判で、検察側は「犯行には幼女への異常な性癖が表れ、罪を軽くするためのうそを重ねるなど、反省の態度もなく、極刑で臨むべきだ」として、死刑を求刑しています。これに対し、弁護側は「女の子を殺すつもりは ...続きを見る |
2006/07/04 09:30 |
ドストエフスキー『悪霊』への挑戦20 スタヴローギンの悪魔性
『悪霊』を一通り読んで、それも三度か四度にはなっただろうが、最近になってどうも読み方に手落ちがあったことに気づかされたのです。 ...続きを見る |
2006/07/03 09:23 |
ローリー・リン・ドラモンド 『あなたに不利な証拠として』この不条理に耐えられるか。
著者は警察官の経験があると訳者あとがきで紹介されているが、これはまさしく警察小説である。ただし、かなり異色だ。五人の女性警察官が一人称で語る短編集だが、事件そのものの不可解性よりも人間性に共通して潜むマイナスベクトルを丹念に時には残酷に切り開いてみせる。そしてそれもまた不可解のままに放置される。 ...続きを見る |