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読了! 高村薫 『新リア王』上・下  圧倒された読後感をつづる
読了! 高村薫 『新リア王』上・下  圧倒された読後感をつづる どうやら高村は福澤榮を戦後の本来的保守政治家を総合して割ったような抽象的政治人間として登場させたようだ。政治論、権力構造論、民主主義の現実、国家論、世界観など、政治的個体であると同時に、一族の頭領であり、父であり、夫である人間・榮が思索をつむぐ。言葉で語る。 ...続きを見る

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2005/11/23 19:31
高村薫 『新リア王』上 シェークスピア『リア王』との関連
高村薫 『新リア王』上 シェークスピア『リア王』との関連 ところで福澤榮はなぜリア王に見立てられたのか、リア王が悲劇であるならば福澤の悲劇とはなんなのか、勝手に推測してみた。 ...続きを見る

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2005/11/18 00:20
高村薫『新リア王』上 感想 その2 彰之は語る
高村薫『新リア王』上 感想 その2 彰之は語る 尋常ならざる修行、心身を苛む苦行の日々のなかでいまだ悟りを得られぬ己への煩悶が繰り返し繰り返し告白される。仏教の専門用語が解説抜きで氾濫するのだが、読み手としてはここは無理に深く理解しようとせず、、大雑把に感覚だけで消化してしまうのも方便であろう。 ...続きを見る

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2005/11/17 15:14
高村薫 『新リア王』上巻の感想その1
高村薫 『新リア王』上巻の感想その1 『新リア王』の冒頭は血のつながりがある父子とはいえ、因業ただならぬ男同士の初めて交わす対話なのです。そして福澤榮。 ところが「対話」というよりもまず榮という政治的人間の半生が「独白」で延々と綴られる。この話し言葉になっていない、まるで一人芝居のようなセリフのとどまることない奔流にまず驚かされた。それは戦後政治のいわゆる55年体制を生きた政治家の半生であるから、時間軸を後に先にしながら実在した具体的な人物、実際にあった政治劇があふれるように登場して、あたかも政治事件小説かのような誤った印象をあ ...続きを見る

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2005/11/14 13:32
高村薫『新リア王』読書中の感想 『晴子情歌』との結節点
高村薫『新リア王』読書中の感想 『晴子情歌』との結節点 「この雪の昏さなんだろう」「この真闇は人も獣もない原始のように暴力的だ」まるでこの作品を象徴するかのように混迷の深奥から立ち上がる冒頭の第一節である。 時は1987年11月、場所は雪に埋もれた西津軽、曹洞宗の草庵・普門庵。衆議院議員、自民党田中派の長老格、青森県に君臨する福澤王国の王・榮(75歳)が僧侶となった実子・彰之を訪ねる。 と、物語がスタートするのだけれど、これは前作『晴子情歌』との結節点を整理しておいた方が良さそうだ。 ...続きを見る

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2005/11/10 13:12
いよいよ高村薫『新リア王』が刊行されるようです。
十月に新潮社から上下二巻だそうです。 十月の本の話題はこれで決まりかもしれません。 とにかく日経紙連載中から話題が絶えませんでした。 おそらく読んでおられた方はほとんどいなかったでしょう。 私もそうでした。 ...続きを見る

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2005/09/07 11:27
高村薫「レディ・ジョーカー」への思い入れをつれづれなるままに
高村薫「レディ・ジョーカー」への思い入れをつれづれなるままに 宮部みゆきを読み終えていまさら高村の「レディ・ジョーカー」の凄さを感じる。これまでも折々に感じたことをメモしてあったがそれらを記してみよう。 ...続きを見る

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2005/05/24 16:59
03/02/23高村薫の直木賞『マークスの山』 その4「その後」
その後、高村はミステリー最後の最高傑作、犯罪兼企業小説『レディ・ジョーカー』を発表する。 ここでは事件に巻き込まれた大企業の経営者たちの真剣な対応姿勢が実にリアルな筆致で描かれていることに驚かされた。 ...続きを見る

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2005/04/17 21:59
03/02/23 高村薫の直木賞『マークスの山』 その3「誰がバブルを告発できるか?」
日本の権力構造をとらえる高村薫の視点に関することである。 初稿を読んでもう10年近くもたつのかと、私自身この間の時の経過、その凝縮された濃度を実感する。 バブルという魔物に日本の全体構造は窒息状態に追いやられた。 その魔物の周囲で数多い不正義があった。 私の友人・知人の幾人かはその責めを問われ被告席に立たされた。 経済的制裁、社会的制裁をうけた友人・知人の数は知れない。 ...続きを見る

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2005/04/17 12:05
03/02/23 高村薫の直木賞『マークスの山』 その2「10年後の印象」
03/02/23 高村薫の直木賞『マークスの山』 その2「10年後の印象」 実は1993年に初稿版を読んだときには直木賞受賞とはいえ、退屈だった記憶を除いて印象が薄い作品であった。 ...続きを見る

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2005/04/17 11:39
03/02/23 高村薫の直木賞 『マークスの山』 その1
03/02/23 高村薫の直木賞 『マークスの山』 その1 このほど改訂版が発刊された。 帯には「警察小説の金字塔」とある。まさに文字通りの傑作である。 マークスと名乗る二重人格の青年の狂気と仲間の秘密を共有しあった政・財・官・法曹界のエリートたちの狂気、二つの狂気が交錯する暗闘に警察組織が翻弄される。ほとんど手がかりがないまま進行する連続殺人事件の真相を追う合田刑事たちの地道な捜査活動、そこで繰り返される試行錯誤、警察という厳しく管理された組織とそこで生きる男たちの苦闘ぶりだけでなく、それぞれの個性、喜怒哀楽を活写する。 年がら年中顔を合わせ、 ...続きを見る

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2005/04/17 10:53
2002年7月20日 高村薫『晴子情歌』 高村はどこへむかうのだろうか
2002年7月20日 高村薫『晴子情歌』 高村はどこへむかうのだろうか ? 日本ミステリー史上、屈指の傑作『レディ・ジョーカー』を発表して後、創作活動がとまっていた高村薫の大河小説「晴子情歌」が刊行されて早速に買い求めた。最近は政治評論家になったかと思われるばかりの言論活動が目について傍目でいらいらしていただけに期待は大きかった。にもかかわらず、いっこうに読み進めないのであった。「非ミステリー」であり、娯楽性がほとんどない、つまりとんでもなく退屈な作品である。しかし、新聞雑誌の書評を大いに賑わしている問題作であることに違いはなく、シャクトリムシの休み休みしながら ...続きを見る

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2005/03/22 23:25
2000年2月21日 高村薫大好き!論・続
2000年2月21日 高村薫大好き!論・続 (無題) 投稿者:うさ  投稿日:02月21日(月)11時23分17秒 >よっちゃんさん、マモルさん 高村薫、私も好きです。 私の中では『リヴィエラを撃て』と『レディ・ジョーカー』が双璧です。もちろん他の作品も好きではありますが。先日時効をむかえた「グリコ森永事件」の特集をTVで放映していましたが、それを見ていたら『レディ・ジョーカー』をまた読みたくなりました。 しかしながら、高村作品についてのよっちゃんさんの理路整然とした記述には、感服しています。 何がどのように面白く感じられ、 ...続きを見る

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2004/11/05 00:38
2000年2月20日 高村薫大好き!論
2000年2月20日 高村薫大好き!論 >よっちゃんさん 投稿者:とも  投稿日:02月19日(土)16時10分03秒 高村薫ですが、『レディ・ジョーカー』未読なのですよ。残念。 (ハードカバーに弱い…) しかし1〜4の事項は実に分かりやすい進め方で気に入りました。 これはよいです。 ...続きを見る

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2004/11/05 00:34
リアルタイム 高村薫「新リア王」の日経連載の中止
リアルタイム 高村薫「新リア王」の日経連載の中止 高村薫と日経の間でなにやら揉め事があったようですね。未完のままで本日分590回で連載が終了します。 今日の最後には「本作品は加筆の上2005年に新潮社より刊行されます」「本社は10月19日付から原稿11回分を作者の了解を得ずに13回に分けて掲載しました。作者・読者に迷惑をかけたことをおわびします。」とことわりがきと謝罪文がついています。 挿絵の盗作問題とかいわくつきの作品になってしまいましたね。 この作品は「晴子情歌」の続編のようなもの、濃密すぎてもともと日経の連載小説としては馴染まなか ...続きを見る

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2004/10/31 20:47

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