ドン・ウィンズロウ 『サトリ』 劇画風に描いた日本精神をもつ暗殺者の活劇 初めて読んだドン・ウィンズロウの作品『犬の力』は凄かった。マリオ・プーゾとエル・ロイ。マフィアと国家権力のノワールを合わせてアメリカが仕掛ける麻薬戦争のスケールに圧倒された。次に読んだ 『フランキー・マシーンの冬』もなかなか洒落ていた。すべてに一流のスタイリッシュな老殺し屋のアクション活劇なのだが、かつての東映任侠シリーズに通じ… トラックバック:2 コメント:0 2012年05月12日 続きを読むread more
ドン・ウィンズロウ 『フランキー・マシーンの冬』 『犬の力』とは趣を変えた初老の殺し屋の痛快活劇譚 2006年、サンディエゴ。フランク・マシアーノの一日が始まる。 分秒刻みに動く精密機械のようなスケジュールなのだが、それが彼の美学で「フランク流に生きるのは骨が折れる」などと嘯きながら、悠々自適人、趣味と仕事が一体となったゆとりのある63歳の日常なのだ。釣り人のための「餌屋のフランク」。クラシックスタイルの大型サーフボードで定年近… トラックバック:0 コメント:0 2010年12月23日 続きを読むread more
ドン・ウィンズロウ 『犬の力』 メキシコ麻薬戦争にある巨大な暴力戦略と無惨な復讐の連鎖に驚愕する 物語はつい最近、1975年から2004年まで。 メキシコを中心とした30年に及ぶ壮絶な麻薬戦争を時には登場人物の内面をえぐり、時にはアメリカの対中南米戦略を俯瞰しながら詳細に描きだしている。凄惨な暴力の連続シーンにまず度肝を抜かれる。最近読んだトム・ロブ・スミス『チャイルド44』、スティーグ・ラーソン『ミレニアム・シリーズ』の… トラックバック:2 コメント:0 2010年03月12日 続きを読むread more