テーマ:坂東三十三ヶ所

坂東三十三ヶ所霊場巡礼 第十番 巌殿山 正法寺 平成26年3月15日

後の世の 道を比企見の観世音 この世を共に 助け給えや 岩殿丘陵の最東端、物見山のすぐ隣にあるため、寺は急傾斜地を切り崩したような場所に建っている。 この日はまだところどころで雪が残っていました。 養老2年(718)、沙門逸海が物見山の山腹の岩窟に千手観音像を安置し庵を結んだのが草創伝承。9番札所の慈光寺や秩父の三峰…
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坂東三十三ヶ所霊場巡礼 第十五番 白岩山 長谷寺(ちょうこくじ) 平成25年11月7日

誰も皆 祈る心は 白岩の 初瀬の誓ひ 頼もしきかな 通称白岩観音。 「縁起絵巻」によると、聖武天皇の勅願で徳道上人が伽藍を創建し、役行者が柳の霊木で本尊の十一面観音を刻んだとされている。「坂東霊場記」ではこの地を訪れた行基が郷土の高崎氏に役行者が修行していた跡地に生えていた柳の木で大和初瀬の…
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坂東三十三ヶ所霊場巡礼 第十四番 瑞応山 弘明寺 平成26年4月2日

ありがたや ちかひの海を かたむけて そそぐめぐみに さむるほのやみ ここで「さむるほのやみ」がわからない。なお解説書は「ほのみや」とあるが、誤りで納経帳は「ほのやみ」である。いろいろ情報を訪ねたところ、納得の解釈を見つけました。「醒むる焔疫」で「ほのやみ」は疫病なのだそうだ。高僧が蔓延した疫病を治癒したということらしい…
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坂東三十三ヶ所霊場巡礼 第四番 海光山 長谷寺 平成26年4月2日

お土産屋さんらしきが軒を連ねる商店街は地元の方や観光客で込み合っていた。人ごみを縫うように車を走らせ駐車場につくとホッとした。駐車場は大型の観光バスも数台は収容できる設備の充実したもので、札所にしては珍しい。長谷寺は観光名所として人を集めているところだ。 長谷寺へ まいりて沖を ながむれば 由比のみぎはに 立つは 白波 …
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坂東三十三ヶ所霊場巡礼 第三番 祇園山 安養院田代寺 平成26年4月2日

枯れ木にも 花咲く誓ひ 田代寺 世を信綱の 跡ぞ久しき 鎌倉の寺院めぐりは車では難しいと言われている。市内にはマイカー乗り入れ規制があるようだ。駐車場の確保も容易ではないらしい。だが、第二番、第三番とも順調に乗り込めました。ここは大通りに面してあります。 寺号は「安養院+田代寺」と二重だが、それだけに由来は…
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坂東三十三ヶ所霊場巡礼 第二番 海雲山 岩殿寺 平成26年4月2日

たちよりて 天の岩戸を おし開き 仏をたのむ 身こそたのしき 治承4年(1180)、挙兵した頼朝が石橋山の戦いに敗れ、真鶴岬から房総へ逃れたとき、ここ岩殿寺の観音に念じたところ、船頭になった観音が主従を洲崎に送り届けたといわれる。源氏の帰依厚く頼朝は生涯、守り本尊として参詣を欠かさなかった。 寺伝では大和の長…
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坂東三十三ヶ所霊場巡礼 第十六番 五徳山 水澤寺 平成25年11月7日

たのみくる 心も清き 水澤の 深き願いを うるぞうれしき 推古天皇の御世(593~526)国司高光中将の菩提所を造るため 高麗から来日していた恵灌僧正が開山とされる 恵灌による本尊は十一面観音で「融通観音」とも称される 七間四面の本堂 夏から秋に変り、N君と巡礼を再開した 今日…
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坂東三十三ヶ所霊場巡礼 第三十番 平野山 高蔵寺 平成25年8月5日

はるばると のぼりておがむ 高倉や 富士にうつろう あさばなるらん ご詠歌にはときどき意味不明の言葉がある。「あさば」がそうである。 「あさば」とは「阿・薩・婆」と書き密教では「仏部・蓮華部・金剛部」のことだそうだが、意味不明。ここでは「霊木の名称」。 縁起によると 昔、当地に徳義上人という人がいた。日夜『法華経』を…
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坂東三十三ヶ所霊場巡礼 第三十三番 補陀落山 那古寺 平成25年8月5日

補陀落は よそにはあらじ 那古の寺 岸打つ波を 見るにつけても 山上からは遠く南方の海上にあるという観音の霊地補陀落が望めるといわれる。あるいはこの地こそが補陀落であるか。 房総半島南端の館山市、その市街から少しはずれ た郡古山の中腹にある この寺は坂東霊場三十三札所を回っての結願の寺になっている。 今日のと…
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坂東三十三ヶ所観音霊場巡礼 第三十二番札所  音羽山 清水寺 平成25年8月5日

にごるとも ちひろのそこは すみにけり 清水寺に むすぶ あかおけ 「ちひろのそこ」とは「千尋の池の底」で「あかおけ」とは「閼伽桶」で仏に供える水を入れる器 京都の清水寺と山号の「音羽山」も同じであるのがそれだけの由緒がある。 桓武天皇の治世、延暦年間(782~806)、伝教大師・最澄がこの地で布教活動をしてい…
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東頭山無量寿院行元寺  笠森寺から清水寺への寄り道 平成25年8月5日

参道入り口 にぎにぎしく広報パネルが立ち並ぶ。古刹というよりは地方の珍物博物館といった恰好である。N君によれば「日本一といわれる彫刻/彫刻又八・波の伊八」の作品群が見られるという。 嘉祥2年(849)慈覚大師円仁によって伊東大山(現夷隅郡大多喜町伊藤)に草創。 万喜城主土岐氏の祈願寺ともなり、天正14年(1586)6月に…
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西願寺阿弥陀堂附厨子  笠森寺から清水寺への寄り道 平成25年8月5日

農家の庭先にポツンとお堂がある………という感じで田園風景のなかに溶け込んでいる。 ふっくらして簡素な装いが心を和ませてくれます。 室町時代、平蔵城主・平将経が鬼門守護のために建立したといわれています。創建時の阿弥陀堂は、上部は全て金箔塗り、下部は朱塗でまばゆいばかりであったことから、平蔵の光堂と呼ばれていました。昭和2年…
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坂東三十三ケ所観音霊場巡礼 第三十一番札所 大悲山 笠森寺 平成25年8月5日

日はくるる 雨はふる野の 道すがら かかる旅路の たのむかさもり この日はN君の出身地千葉の霊場をまわります。 延暦3年(784)、伝教大師(最澄)が楠の霊木で十一面観音を刻み、山上に安置、開基されたと伝えられています。 山門 このあたりは国指定天然記念物笠森寺自然林であり駐車場から古木が密集する石段を上…
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坂東三十三ケ所観音霊場巡礼 第十二番札所 慈恩寺 平成25年6月16日

慈恩寺へ 詣る我が身も たのもしや うかぶ夏島を 見るにつけても 慈恩寺は、華林山最上院ともいい、天長元年(824)に慈覚大師(最澄の弟子・円仁)によって開かれた天台宗の古刹。江戸時代には徳川家康から寺領100石を拝領していたこともある。 慈覚大師が長安の大慈恩寺(玄奘三蔵が天竺から持ち帰った仏典の漢訳に従事した寺)に…
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坂東三十三ケ所観音霊場巡礼 第二十三番札所 観世音寺(佐白観音) 2013年6月3日

夢の世に ねむりもさむる 佐白山 たえなる法や ひびく松風 白雉2年(651)、狩人の粒浦氏が獲物を占うと白馬、白鹿、白雉が現れ、観音像を配したところから山号を「三白山」と称した。 鎌倉時代建保2年(1214)豪族笠間時朝が寺を襲って焼き、僧を殺したことを悔いて焼失させた本尊に代わり千手観音を刻ませた。その霊験で鎌…
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坂東三十三ケ所観音霊場巡礼 第二十四番札所 楽法寺 2013年6月3日

へだてなき 誓いをたれも 仰ぐべし ほとけの道に あまびきの寺 通称「雨引観音(あまびき)」。 ロマンティックな名づけがいい。観光スポットとしても賑わいを見せている。 山号「雨引山」の由来だが、旱魃時の雨乞いにご利益が大きかったことによるものらしい。 観音像としては珍しい延命観音 中国から来日した法輪独守居士が587年…
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坂東三十三ケ所観音霊場巡礼 第二十五番札所 大御堂 2013年6月3日

大御堂 かねはつくばの 峯にたて かた夕ぐれに くにぞ こいしき 敷地が狭まくて お寺らしくないなぁ………という印象。 それもそのはず、明治政府の神仏分離、廃仏毀釈によって大御堂の前身である知足院中禅寺は取り壊された。 山津波にも遭遇し、いまの大御堂は民家を移して再建されたもの。 もともと筑波神社と知足院中禅寺…
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坂東三十三ケ所観音霊場巡礼 第二十六番札所 清瀧寺 2013年6月3日

わがこころ いまより後はにごらじな 清瀧寺へ 詣る 身なれば 常磐高速道 北土浦から5キロ わたしの故郷江戸崎からも近い 今日はN君と茨城方面を訪ねる。 寺伝では推古天皇の15年(607)勅願によって 聖徳太子作の聖観音像を竜が峰に安置したのが草創だとする 仁王門 この寺…
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坂東三十三ケ所観音霊場巡礼 第十一番札所 安楽寺 2013年4月29日

岩殿山 安楽寺 吉見観音 聖観世音菩薩 本堂 行基が東国巡錫の折、聖観音を刻んで岩窟に安置した。のちに、桓武天皇の治世、坂上田村麻呂が奥州征伐を祈願して七堂伽藍を建てた。 この本堂は寛文元年に再建されたものだが、五間堂の平面を持つ密教本堂で、江戸時代前期の建築様式を伝える貴重な遺構である。 野荒しの虎 …
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坂東三十三ケ所観音霊場巡礼 神奈川篇

第一番  大蔵山 杉本寺  平成20年 2月23日 第八番  妙法山 星谷寺  平成25年 2月25日 第六番  飯上山 長谷寺  平成25年 2月25日 第七番  金目山 光明寺  平成25年 2月25日 第五番  飯泉山 勝福寺  平成25年 2月25日 とりあえずの総集編ですが、デジブック…
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坂東三十三ケ所観音霊場巡礼 第九番札所 慈光寺 2013年4月29日

白鳳2年(673)僧・慈光がこの寺を開き、 弟子の慈訓に千手観音像を彫刻させたと伝えられる。 その後、役行者が修験の道場を建て、鑑真和上の高弟・道忠が開山したといわれる。 鎌倉幕府より厚い庇護を受け、源頼朝は奥州平定を祈願して「愛染明王像」を納めた。 また秩父平氏の宗家・畠山重忠も守本尊を奉納している。 …
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大杉神社 懐かしいアンバ囃子の発祥を訪ねる。坂東三十三ヶ所番外編 2013/4/11

この地の近在,江戸崎に生まれたため、昔から大杉神社のことは婆さまたちから聞かせれていた。 江戸崎の祇園祭にもアンバ囃子がにぎやかに取り入れられていた。 観音巡礼で龍正院をたづねたその足でこの懐かしい神社に寄り道してみました。 遠く「常陸國風土記」にみえる神話の地である。当時は霞ヶ浦ももっと広く、太平洋の…
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坂東三十三ケ所観音霊場巡礼 第二十八番札所 龍正院 2013年4月11日

滑河観音縁起 十一面観音 総一帯を冷害と飢饉が襲った。領民の困苦を見かねた滑河城主小田将治が観音に祈ると童女があらわれ、小田川に導いた。舟に乗った老僧が僧衣を網にして川から一寸二分の観音像を掬い上げ、将治に与え、淵に湧く乳水を嘗めよと教えた。この教えに従ったところ災禍を免れたという。 仁王門 国の重要文化財 …
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坂東三十三ケ所観音霊場巡礼 第二十九番札所 千葉寺 2013/03/22

『千葉寺縁起』によれば和銅二年(709)僧行基がこの地に来られ「池の中に茎一本に花二つ開き、千葉の青蓮華あり、其の花の中に弥陀如来、観音大士の二尊並びましまして説法し玉ふ」という瑞蓮を見て、丈六の観音像を刻み奉安したのに、この寺は始まるという。 その後聖武天皇の勅諚で海照寺(現在は海上寺)の山号が与えられた。 天保十…
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坂東三十三ケ所観音霊場巡礼 第五番札所 勝福寺(飯泉観音) 2013/02/25

「坂東」とは古事記の時代から足柄峠・碓氷峠より東の地方をさした。第5番札所の「勝福寺」は33ヶ所中で坂東の最西部、最も京都に近い観音霊場となる。 この縁起には鑑真和上、孝謙天皇、弓削道鏡が登場し、歴史ロマンが好きなものにとっては実に興味深い。。天平勝宝五年(七五三)唐僧鑑真和上が唐より請来した十一面観音像が孝謙天皇に献上され、のちに僧…
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坂東三十三ケ所観音霊場巡礼 第七番札所 光明寺(金目観音) 2013/02/25

マカハンニャハラミッタシンギョウと般若心経を唱え、納経帳に御朱印をいただきます。久しぶりですから立て板に水というわけにはいきません。二番目の「舎利子」がうまく続かない。 金目観音(かなめかんのん)は聖観音です。 小磯の浜で海女が見つけた金銅仏 行脚僧が「これぞ聖徳太子御作の観音像なり」。 山門 梵鐘 神奈…
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坂東三十三ケ所観音霊場巡礼 第六番札所 長谷寺(飯山観音) 2013/02/25

「長谷寺」は坂東に二つある?大和の「長谷寺」とどう関係があるのか? 本寺の縁起に弘仁年間(810年ごろ)弘法大師が大和長谷寺の仏材で行基が彫刻したという観音像をもたらしたという説がある。弘法大師といい、行基といい、しばしば寺縁起には登場する。 木々に覆われた山門 厚木市天然記念物「イヌマキ」 市の重要文化財「飯山…
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坂東三十三ケ所観音霊場巡礼 第八番札所 星谷寺(星の谷観音)

坂東三十三の札所めぐりをこころざして、第一番の杉本寺を詣でたのが2008年3月であったか。 あれから5年もたったのか。 今回、大学の友人N君と連れ立って、再開することにした。 2003年2月25日は好天にめぐまれた。  小田急小田原線の線路沿い、細い道路に面して、町中にあった。深い森の中に清泉がわいて、星影が水面に映り …
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坂東三十三ヶ所 観音霊場 第十六番札所 五徳山 水澤寺

たのみくる 心も清き 水澤の 深き願いを うるぞ うれしき 坂東三十三札所の第十六番 水澤観音です。 4月16日でしたが東京でも雪が降って、この時期には記録的な寒さだったようで、久しぶりに手がかじかむという冷たさでした。 推古天皇の頃7世紀の初頭でしょう、高麗の恵灌僧正による開山とされています。 …
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坂東三十三ケ所観音霊場巡礼 第一番札所 杉本寺

かなり急勾配の斜面の石段を見上げる。石段の左右、観音堂の周囲に並びたてられた「奉納十一面観音」の幟が目に飛び込んでくる。 鎌倉から金沢八景へ向かう金沢街道に面した大蔵山の中腹だ。 鎌倉最古の名刹で、天平六年(734)、光明皇后の祈願により行基菩薩が開創し、自刻の十一面観音を安置したと伝える。 十一面観音は行基の刻んだほ…
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