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日記風雑読書きなぐり
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1944年生まれ、とうに還暦を迎え、年金収入だけに頼るオジサンがほぼ毎週1冊、読んだ新刊書の数々を紹介します。ミステリー、時代小説、歴史小説、ときには純文学も。亀の甲より年の功、センスが古いと言われるのを承知で感性のおもむくままに綴っていきます。
時代、歴史小説の刺激か、最近、江戸文化にも興味が及び江戸文化歴史ウォーキングフォトアルバムもアップし始めました。

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タイトル 日 時
ケヴィン・ギルフォイル 『我らが影歩みし所』 クローン人間が仮想現実「シャドーワールド」で
ケヴィン・ギルフォイル 『我らが影歩みし所』  クローン人間が仮想現実「シャドーワールド」で クローン技術が不妊治療に実用化された近未来。ただ人々の生活が今より大きく変わっているわけではない。せいぜいパソコンゲームソフトがかなり高度化しているといった程度。もしかしたら近い将来ありうるかもしれないと思わせる時代設定である。だが………。 ...続きを見る

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2008/05/10 17:27
江戸歴史ウォッチング 亀戸天満宮の藤の花
江戸歴史ウォッチング 亀戸天満宮の藤の花 総武線亀戸駅、雑然としていかにも下町といった小店が軒を連ねる商店街を北に向かうと蔵前からの蔵前通りに面して亀戸天神の参道入り口がある。正保3年(1646)神官大鳥居信裕が太宰府天満宮の神木「飛梅」で彫った菅原道真の像を、亀戸村にあった小祠に祀った。寛文2年、本所地区開発が進む中で将軍家綱から新しく土地を拝領して、大宰府天満宮を模し、社殿、楼門、回廊、心字池、太鼓橋などを造営、亀戸天満宮と名づけた。この天満宮は江戸一番の大きさを誇り、「東の天満宮」と呼ばれた。天満宮につきものの梅も境内には ...続きを見る

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2008/05/05 16:07
黒川博行 『悪果』
黒川博行 『悪果』 前回の直木賞選考で二つの「本格警察小説」がノミネートされた。この作品と佐々木譲 『警官の血』だったが受賞できなかった。両作品とも警察組織の暗部を鋭く突いたものだけに、受賞して広く世間の関心が高まれば、かなり苦々しく思う向きもあったのだろう。 ...続きを見る

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2008/05/02 12:37
火坂雅志 『臥竜の天』 地方からの天下簒奪
火坂雅志 『臥竜の天』 地方からの天下簒奪 来年のNHK大河ドラマ、火坂雅志『天地人』は直江兼続を主人公にしている。伊達政宗はこの直江兼続のライバルだったようで火坂雅志は『天地人』を書きながらこの作品の構想を思いついたのだそうだ。臥竜が天を目指す。正宗の特異な地方性と微妙な時代性を詳細に描き出した傑作の歴史小説だ。 隻眼異相の武将、徳川幕府から一目置かれた雄藩大名。伊達男・伊達者という言葉、これは政宗が好んだ豪華絢爛の気風に由来するものだ。実はこの程度の知識しかなかった。これまで読んだ戦国期の歴史小説はたいがいが信長から秀吉をへて家 ...続きを見る

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2008/04/27 14:45
貴志祐介 『新世界より』 異色のSFファンタジーノベルだが………
貴志祐介 『新世界より』 異色のSFファンタジーノベルだが……… デビュー作の 『黒い家』 (1997年)。韓国製の映画が目下上映されているとのこと、感情を欠如した殺人鬼が地獄図を見せる正視に耐えないおぞましいシーンの連続だそうだ。10年以上前の原作だが「生まれながらの殺人者」という突然変異的存在を暗示し、最近のように不可解な犯罪が頻発する日本を当時予見するような怖い作品であった。 『天使の囀り』(1998年)はアフリカの民俗伝承、風土病と現代日本の病んだ精神構造をつないでホラータッチ、なかなかの秀作だった。 『青の炎』(1999年)、これは純真な若者 ...続きを見る

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2008/04/05 17:07
船戸与一 『満州国演義3 群狼の舞』 船戸与一が冷酷にあぶりだす人間性悪の極限図。
船戸与一 『満州国演義3 群狼の舞』 船戸与一が冷酷にあぶりだす人間性悪の極限図。 人の性は悪にしてその善なる者は偽なり。人間の本性には生まれつき利益を追求する傾向があり、それに従ってゆくから、他人と争いになって譲り合うことがなくなるのである。また生まれつき嫉んだり憎んだりする傾向があり、それに従ってゆくから、他人を害するようになって誠心の徳がなくなるのである。(荀子 性悪篇) ...続きを見る

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2008/03/29 16:57
船戸与一 『満州国演義2 事変の夜』 「本格歴史小説」の名著である。
船戸与一 『満州国演義2 事変の夜』  「本格歴史小説」の名著である。 昭和5年1月、浜口雄幸内閣が金解禁を実施したことにより日本は世界大恐慌の直撃を受ける。農民、都市労働者の窮乏、深刻化する国民生活。4月に締結したロンドン軍縮条約を政友会の犬養毅、鳩山一郎が統帥権干犯として議会で追求。軍部は将来の国家総力戦準備として、満州の鉄、石炭などの資源獲得を緊要とするとともに、最大の仮想敵国であるソ連との戦争に備えるために南満州の確保を必須とした。さらに朝鮮統治の安定、大恐慌下の社会的不安の鎮静や人口問題の解決などのためにも、満蒙問題の解決が必要であると高唱されるように ...続きを見る

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2008/03/12 17:07
坂東三十三ヶ所観音霊場巡礼 番外(鶴岡八幡 鎌倉宮)
坂東三十三ヶ所観音霊場巡礼 番外(鶴岡八幡 鎌倉宮) 鶴岡八幡宮 ...続きを見る

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2008/03/11 12:50
坂東三十三ケ所観音霊場巡礼 第一番札所 杉本寺
坂東三十三ケ所観音霊場巡礼 第一番札所 杉本寺 かなり急勾配の斜面の石段を見上げる。石段の左右、観音堂の周囲に並びたてられた「奉納十一面観音」の幟が目に飛び込んでくる。 鎌倉から金沢八景へ向かう金沢街道に面した大蔵山の中腹だ。 ...続きを見る

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2008/03/10 00:35
坂東三十三ヶ所観音霊場巡礼 事始
坂東三十三ヶ所観音霊場巡礼 事始 秩父三十四ヶ所を巡ったときから坂東をやってみたいと思っていましたがなかなかチャンスがありませんでした。たまたま鎌倉へ出かけた機会に実行に移そうと決意というほどのものではありませんが、近隣のウォチングなど寄り道をしながらボチボチと始めます。 ...続きを見る

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2008/03/09 20:21
船戸与一 『満州国演義1 風の払暁』 圧倒的迫力で描かれる昭和激動史
船戸与一 『満州国演義1 風の払暁』 圧倒的迫力で描かれる昭和激動史 船戸与一の作品では『蝦夷地別件』、「滅びの残酷史」というべき最高傑作があったが、この第一巻、『蝦夷地別件』に匹敵する、あるいはこれを超えるかもしれないと期待させられる大長編の幕開けである。 ...続きを見る

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2008/03/03 23:09
江戸歴史ウォチング 皇居の梅
江戸歴史ウォチング 皇居の梅 2月19日、まだ見落としていた江戸城富士見櫓を訪ねて大手門より東御苑を散策しました。暖かく風のない日和。まだ花々は咲かず、ただ梅が見事に咲き誇っていました。 ...続きを見る

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2008/02/24 19:18
川上未映子 『乳と卵』 芥川賞受賞作 もやもやの中にすっきりとさせてくれます。
川上未映子 『乳と卵』 芥川賞受賞作 もやもやの中にすっきりとさせてくれます。 雄弁は銀、沈黙は金っていう。そんなことかもしれないと思いながら、いずれにしても自分の気持ちを相手にそのまんま伝えるのは相当難しいことだ。 サラリーマンを卒業し家庭の中の時間が圧倒的に増えた今になって振り返れば、会社生活のほうが意思の疎通は容易だったような気がする。なぜかというとそこは約束事とか規則とか通念ってものが完璧だから、「文法」に従って言葉を口に出しまた文章を書けばそれで「私」をありのままに表現することになっているからだ。「慎重に検討させていただきます」といえばそれなりに社会通念が調 ...続きを見る

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2008/02/21 17:04
吉田修一 『悪人』 人間の本当の値打ちとはなにかを問いかける。
吉田修一 『悪人』 人間の本当の値打ちとはなにかを問いかける。 もはや動かしようがない格差の拡大社会と歪められる家族関係を通して人間の本当の値打ちとはなにかを問いかける。 ...続きを見る

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2008/02/15 16:01
江戸歴史ウォッチング 神田上水・神田川散策マップ
江戸歴史ウォッチング 神田上水・神田川散策マップ 「江戸っ子は水道水で産湯を使い」とそれが江戸っ子の自慢だったそうだ。映画でみる庶民の長屋風景には井戸端が出てくるが、あれが掘り井戸ではなく水道の出口に当たる井戸だと知ったのは最近のことだ。 江戸の町に住む人たちの飲料水は水道により運ばれていたのだ。。 ...続きを見る

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2008/02/11 16:33
江戸歴史ウォッチング 両国橋から日本橋へ散策マップ
江戸歴史ウォッチング 両国橋から日本橋へ散策マップ まず江戸東京博物館で「両国橋」「日本橋」を大型模型で実感する。 ...続きを見る

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2008/02/06 20:52
松浦理英子 『犬身』 家族とはなにかを問うがいまひとつだな。
松浦理英子 『犬身』  家族とはなにかを問うがいまひとつだな。 なんともとらえどころが難しい、奇妙な味わいの作品である。ただし、犬をペットとしてかわいがっている人にとってはやたらにうれしくなってしまう作品である。 私も4年前から牝のトイプードルを飼っている。かわいがっている一人だ。犬には喜怒哀楽の感情があってまるで人間と同様の表現を目の動き、顔つき、尻尾の振り、手足のしぐさ、鳴き声など全身を使って行うものだ。人間がなにをしようとしているのか、どんなことを考えているのか読み取る能力もある。私にも犬の心理が読めるようになっている。そんなところまで交感が深ま ...続きを見る

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2008/02/03 18:14
江戸歴史ウォッチング 両国から永代橋へ散策マップ
江戸歴史ウォッチング 両国から永代橋へ散策マップ 元禄15年(1702)12月14日吉良邸に討ち入った赤穂の浪士たちが吉良上野介の首を槍の柄にくくりつけて、回向院へ向かう。しかし、かかわりあいになるのを恐れた回向院は入門時間でないことを理由に門を堅く閉ざしていた。内蔵助は急遽内匠頭の墓所である高輪の泉岳寺へ急ぐことにした。さて本所から泉岳寺に行くには隅田川を両国橋で渡って江戸市中に入るのが一般的だが、そうすると武家屋敷街を通ることなる。15日は大名・旗本の登城日にあたり両国橋を渡れなかった。そこで永代橋を通って江戸市中に入る。 ...続きを見る

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2008/01/29 23:31
江戸歴史ウォッチング 富籤とべったら市の日本橋
江戸歴史ウォッチング 富籤とべったら市の日本橋 さて日本橋富沢町の元吉原から大伝馬町にある椙森神社(すぎのもりじんじゃ)へ行こうとしましたがなかなか見つかりません。着物姿のいかにもこの街の人と思われる方を見つけましたので教えていただきました。直ぐそばまでたどり着いていたのですが、こじんまりと遠慮深そうにした神社で目に入らなかったんですね。 「大伝馬町」ですが、慶長11年、江戸城内にあり伝馬、荷駄の役を勤めた千代田村の駅家が、江戸城拡張に伴いこの地に移ってきた。その規模はほかの駅家より大きく、このため大伝馬町の名がついたといわれています。とに ...続きを見る

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2008/01/22 19:26
江戸歴史ウォッチング 水天宮から元吉原界隈
江戸歴史ウォッチング 水天宮から元吉原界隈 八丁堀から新大橋通りを北東へ。茅場町は「日本橋」茅場町なんですね。日本橋というとあの橋の付近ばかりを指す地名とばかり思っていました。小網町町、蛎殻町を抜けると水天宮前交差点。この交差点に安産祈願で有名な水天宮はある。神社仏閣は緑の中で自然と一体になって厳粛さを感じるんですが、こんなに交通量の激しい場所にあると参拝もせわしないのではあるまいか。 ...続きを見る

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2008/01/20 23:49
江戸歴史ウォッチング 八丁堀界隈
江戸歴史ウォッチング 八丁堀界隈 八丁堀には最近週に1回ほど出かける用事がありますがここもまた江戸の歴史を残すところでありビックリの再発見でした。 ...続きを見る

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2008/01/19 17:19
桜庭一樹 『私の男』 直木賞候補作となっているがはたして………。
桜庭一樹 『私の男』 直木賞候補作となっているがはたして………。 桜庭一樹の作品を読むのはこれが二作目だ。つい最近読んだ『赤朽葉家の伝説』はミステリーとしての評価が高く、本著は文芸作品としての評価が高い。逆じゃぁないのかな。「朽ちていく幸福と不幸を描く、衝撃の問題作!」この宣伝文句にとらわれないほうがいい。謎解きミステリーとして読むほうが不快にならずに楽しめる。 ...続きを見る

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2008/01/14 01:54
スティーヴン・キング 『セル』 どこかへんてこりんな巨匠の最新作
スティーヴン・キング 『セル』 どこかへんてこりんな巨匠の最新作 モダンホラーの第一人者、映画では随分とつきあったのだが読むのはこれがはじめて。プロの書評で、キングの長編はゆったりとした幕開けなのだがこれは冒頭からショッキングな場面があって展開にスピードがあると高い評価をしていたので、のんびりのホラーは魅力がないがそれならと手にとった次第。 ...続きを見る

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2008/01/10 19:48
桜庭一樹 『赤朽葉家の伝説』 のめりこまされる戦後昭和史
桜庭一樹 『赤朽葉家の伝説』 のめりこまされる戦後昭和史 この作品、いかにも横溝正史風でスタートしているがミステリーとして読むのはいささか間違いだ。余計な雑念を払い捨て、この語りに没頭してこそ多様な味わいを楽しみ、芳醇な香に酔いしれることができるだろう。 ...続きを見る

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2008/01/08 00:07
上野・谷中・根岸 文化史跡めぐり その六 谷中から根岸へ 芋坂 羽二重団子 子規庵 笹の雪
上野・谷中・根岸 文化史跡めぐり その六 谷中から根岸へ 芋坂 羽二重団子 子規庵 笹の雪                       谷中霊園そばのケーキ屋さん ...続きを見る

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2008/01/07 02:12
上野・谷中・根岸 文化史跡めぐり その五 霊廟、藤堂高虎墓所・寛永寺根本中堂
上野・谷中・根岸 文化史跡めぐり その五 霊廟、藤堂高虎墓所・寛永寺根本中堂                厳有院(4代将軍家綱の法名)霊廟勅額門 ...続きを見る

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2008/01/06 00:23
上野、谷中、根岸文化史跡めぐり その四
上野、谷中、根岸文化史跡めぐり その四                    紅葉に映える噴水池 ...続きを見る

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2008/01/05 00:53
上野、谷中、根岸の文化史跡めぐり その三 寛永寺
上野、谷中、根岸の文化史跡めぐり その三 寛永寺 元和8年(1622)2代将軍徳川秀忠は上野忍ヶ岡の地を喜多院(現埼玉県川越市)の住持天海の願いにより寺地として与えた。1625年(寛永2)天海は比叡山が京都の鬼門(北東)にあたるのに対して、寛永寺は江戸の鬼門にあたり東叡山と号して,江戸城鎮護と国家安穏長久を祈願し、一寺を創建した。また慶安年間には創建時の年号を取り寛永寺の勅号を与えられた。(他に寺号に年号を名乗っているのは延暦寺と仁和寺のみ)将軍家のほかに御三家や諸大名が諸堂宇を寄進し、一山36坊の大伽藍が出現した。47年(正保4)に後 ...続きを見る

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2008/01/04 23:37
上野、谷中、根岸の文化史跡めぐりその二 東照宮
上野、谷中、根岸の文化史跡めぐりその二 東照宮 東照宮といわれると「日光」しか思い浮かばないのだが、実は徳川家康をまつる神社として御三家をはじめ、親藩、幕臣により全国各地に勧請されていることがわかった。 ...続きを見る

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2007/12/30 23:51
上野、谷中、根岸の文化史跡めぐり その一
上野、谷中、根岸の文化史跡めぐり その一 上野は中学生の頃からなじみの場所だけれど、こうして史跡をたどると随分と見所のある地区なんだといろいろな発見がありました。 寛永寺境内とは谷中まで含む広大なものだったんですね。上野戦争でほとんどが焼失したんですから、ひどく残念に思います。 ちょうど銀杏が鮮やかな黄色に染まり、秋深し上野の森でした。 ...続きを見る

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2007/12/29 20:37
ジェフリー・ディーヴァー 『ウォッチメイカー』 食傷気味だが「このミス」第一位かと手にとった
ジェフリー・ディーヴァー 『ウォッチメイカー』 食傷気味だが「このミス」第一位かと手にとった またまたライムシリーズか、と食傷気味になりながらもついつい手にとってしまう。さて今回の作品のできばえは?と、このシリーズ、そこまで新機軸が期待できる魅力がある。ジェフリー・ディーヴァーはたしかなストーリーテラーなのだ。これは第7弾だそうだが、私はこれで6作品を読んだことになる。 『ボーン・コレクター』『コフィン・ダンサー』『魔術師』………。数々の名犯人たちと頭脳戦を演じ、勝利を収めてきた現代の名探偵リンカーン・ライム。彼の前に、細心緻密な殺人計画を引っさげて、史上最大の敵<ウォッチメイカー ...続きを見る

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2007/12/22 18:58
ビーケーワン怪談大賞傑作選 『てのひら怪談2』
ビーケーワン怪談大賞傑作選 『てのひら怪談2』 ビーケーワン恒例の真夏の怪談競演も今年で5回と続いた。第4回の応募は271篇だったが、第5回は663篇が寄せられたそうで、私も毎回参加させていただいているが、だんだんとお祭り騒ぎが大きくなっていくのにビックリしている。『てのひら怪談2』はこの第5回応募作品から選りすぐりの100篇を掲載したものだ。選考委員の評価によれば作品の質が年々充実さをましているそうだが、この傑作選をみるとたしかにそのとおりだと思う。 小説をその長さで分類し、長編、中編、短編とあってそれより短いのを掌編と呼ぶ。これは最 ...続きを見る

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2007/12/19 23:56
浅田次郎 『中原の虹』 傑作『蒼穹の昴』の続編。待ちに待った全四巻を読み終えて
浅田次郎 『中原の虹』 傑作『蒼穹の昴』の続編。待ちに待った全四巻を読み終えて 新国家建設に混迷する中国大陸。民の平安のために!と張作霖は燃える。彼を新しい英雄にしようとする浅田次郎の着想は成功しただろうか。 ...続きを見る

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2007/12/15 02:13
数々の歴史を残す愛宕山
数々の歴史を残す愛宕山 汽笛一声新橋を はや我汽車は離れたり 愛宕の山に入りのこる 月を旅路の友として ...続きを見る

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2007/12/12 18:24
笹本稜平 『越境捜査』 わかりにくい警察機構を理解し警察小説を楽しく読もう。
笹本稜平 『越境捜査』 わかりにくい警察機構を理解し警察小説を楽しく読もう。 日本の警察もアメリカ並みにここまで腐っているのか?いやまさかここまでのことはあるはずがない、と思ったところで、防衛省のあんな醜悪な大犯罪が起こるんだから、この作品だってフィクションをフィクションとして楽しめばいいと単純には割り切れなくなっちゃうではないか。 佐々木譲のシリアスな警察小説『警官の血』をじっくり読んだ後だけに、巨悪と戦う荒唐無稽なバイオレンスを期待して手にとった警察小説である。帯には「12億円に心がグラリ!!勝つのはどっちだ」「じっくりガッツリ読ませます!」とひょうきんな口調で ...続きを見る

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2007/12/09 19:15
江戸城内堀散策その5 三宅坂 半蔵門
江戸城内堀散策その5 三宅坂 半蔵門 内堀散策も今日はラストコース。桜田門から半蔵門、、乾門に抜ける。 冬になったのか、、天気は良いのだが3時を過ぎれば陽射しは夕暮れ時のように弱まっている。 2007/11/21 ...続きを見る

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2007/12/08 17:22
佐々木譲 『警官の血』 警官の血とは?異色の警察小説でありめったに現れない傑作である。
佐々木譲 『警官の血』 警官の血とは?異色の警察小説でありめったに現れない傑作である。 この作品には巨悪は登場しない。防衛省事務次官の犯罪。あんな巨悪がまだいたのかとあきれ返る。ささやかな正義の積み重ねをしている人たちこそいい面の皮である。でも盗人にも三分の理、彼は彼なりの「正義」を追い求めていたんだろうね。「自衛官の血」という小説があったとしても、とてもとてもこの現実の迫力にはかなわないでしょう。 ...続きを見る

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2007/12/06 15:48
昇仙峡を訪ねる 2007年10月28日
昇仙峡を訪ねる 2007年10月28日  雲ひとつなく晴れ上がった空 富士山 甲府盆地 町 ...続きを見る

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2007/12/01 23:42
鳥羽亮 『絆 山田浅右衛門 斬日譚』  慈愛の人・浅右衛門の内心を探る。
鳥羽亮 『絆 山田浅右衛門 斬日譚』  慈愛の人・浅右衛門の内心を探る。 山田浅右衛門といえば「首斬り浅右衛門」として、死罪人の斬首役であるとの知識しかなかったが、本職が徳川家御佩刀御試御用役だったとはこの作品ではじめて知ったことだ。 実は先日読んだ、山本兼一『いっしん虎徹』で刀剣の斬れ味を鑑定する「試刀」という職業(一太刀で何体の死体を斬ることができるかを基準にして利鈍を試す)があることに驚いたばかりで、おっつけ読んだ山田浅右衛門の家業がこれであったかと偶然の出会いに思わず膝を打った。 罪人を斬首するためにふるう剣、山田流試刀術………。その奥義は、密かに ...続きを見る

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2007/12/01 17:09
諏訪大社を詣でる
諏訪大社を詣でる 一口に諏訪大社といっても4っの宮に分れています。 上社(かみしや)、下社(しもしや)に分かれ、 さらに上社本宮は諏訪市中洲,上社前宮は茅野市宮川に、 下社春宮と下社秋宮は諏訪郡下諏訪町に鎮座。 今回は下社を訪ねました。 ...続きを見る

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2007/11/26 00:05
善光寺を詣でる。
善光寺を詣でる。 小学校同期生9人で信州と甲斐に歴史と神仏と自然を楽しんできました。 出発した10月27日、高速道路は豪雨で先行きが危ぶまれましたが長野へ着いたときは小雨になっていました。 善光寺にお参りし、諏訪湖のほとり諏訪湖プリンスホテル輝山荘に宿泊、翌日は快晴で諏訪大社、武田神社に参拝、昇仙峡の秋を楽しんできました。 ...続きを見る

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2007/11/24 15:43
江戸城内堀散策 その四 内堀の構造ってこんなんだったんだ!
江戸城内堀散策 その四 内堀の構造ってこんなんだったんだ! 今回は皇居の正面入り口近辺、内堀通りと日比谷通りを散策しました。 ...続きを見る

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2007/11/11 16:10
曽根圭介 『沈底魚』  本年度江戸川乱歩賞受賞作
曽根圭介 『沈底魚』  本年度江戸川乱歩賞受賞作 アメリカに亡命した中国外交官の証言によれば、日本の現職国会議員が機密情報を中国に漏洩している。この新聞報道で中国と朝鮮の事案を担当する警視庁公安部外事第二課は騒然とする………と快調なスタートである。 沈底魚=スリーパー。潜伏期間二十年余り。素知らぬ顔で暮し、覚醒の時を待っているーーー。スパイ自身が派手な立ち回りを演ずる冒険小説ではない。ガセネタかも知れない沈底魚をあぶりだそうとする警視庁公安部現場の捜査官たちの苦闘の物語である。 ...続きを見る

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2007/11/06 12:04
藤原伊織 『名残り火 てのひらの闇U』 あの堀江雅之はもう帰ってこない。
藤原伊織 『名残り火 てのひらの闇U』 あの堀江雅之はもう帰ってこない。 2007年5月17日に逝去された藤原伊織氏の遺作である。2002年から2005年まで別冊文芸春秋に連載されたもので連載終了後、全38章中第8章までは著者が加筆、改稿作業を完了していた経緯のある遺稿だそうだ。氏の食道ガン発症を知ったのは2005年5月だった。5年生存率20%と告知された「ファンキーなじじい」は復活を切望した私達の期待むなしく2年の闘病生活を送って逝ってしまった。 私より4歳若いとはいえまずは同世代といえる。世代を共有してきたものとして1996年、江戸川乱歩賞、直木賞を受賞した ...続きを見る

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2007/10/26 11:57
ジョー・ホールドマン 『擬態 カムフラージュ』 昔懐かしいSFのガジェットがたくさんあったが
ジョー・ホールドマン 『擬態 カムフラージュ』 昔懐かしいSFのガジェットがたくさんあったが もう30年以上前になる。いや小学生からもう好きだった。面白くて古典も含めて内外のSFをひと通り読んだ。最後に読んだSFらしい小説は小松左京の『日本沈没』だった。それ以来SF小説には縁がなくなったから、最近の定義には疎く、私にはSFというと当時のイメージにあるSFでしかない。そのころTV動画の松本零士『宇宙戦艦ヤマト』を楽しみ、映画『スターウォーズ』に驚嘆し、以降、映像SFとは今でもときたま付き合っている。 ...続きを見る

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2007/10/21 16:59
ドストエフスキー 『カラマーゾフの兄弟5』亀山郁夫訳  ようやく読み終えて充実感を味わっている。
ドストエフスキー 『カラマーゾフの兄弟5』亀山郁夫訳  ようやく読み終えて充実感を味わっている。 ドストエフスキーの描く少年・少女だが、どれもこれも子どもらしさがない、かわいらしさがない、ひとことでいえばこわい。読んだ作品ではじめに印象的だった子どもは『悪霊』の少女マトリョーシャだった。亀山郁夫の『『悪霊』神になりたかった男』は亀山が『悪霊』から「スタヴローギンの告白」だけを抜粋し翻訳して解説している。亀山はマトリョーシャを10歳としている。親から虐待されるのだがその痛みの中に快感をおぼえる人格なのだから驚きだ。スタヴロ−ギン(幼児性愛癖もあるんだな、彼は)は彼女を陵辱する。実は江川卓訳 ...続きを見る

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2007/10/15 17:11
ドストエフスキー 『カラマーゾフの兄弟4』亀山郁夫訳 こんな楽しみ方もあります
ドストエフスキー 『カラマーゾフの兄弟4』亀山郁夫訳 こんな楽しみ方もあります 16歳の少女が斧で警察官の父親を殺害した。つい最近の出来事である。同種の事件は過去にもいくつもあった。現在日本の刑法に尊属殺人という概念は消えている。にもかかわらず私たちには大変ショッキングな犯罪である。私のどこかに親は敬うべきものと儒教思想の残滓があるのかもしれない。『カラマーゾフの兄弟』が扱うのはキリスト教社会において最悪の犯罪とされる父殺しだが、今の私には同様の重さでこのテーマを感じることができる。 第4部はミーチャが父殺しの容疑で起訴された裁判シーンでクライマックスを迎える。はじめ ...続きを見る

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2007/10/06 19:35
ドストエフスキー 『カラマーゾフの兄弟3』亀山郁夫訳 第三部の読みどころアリョーシャ
ドストエフスキー 『カラマーゾフの兄弟3』亀山郁夫訳 第三部の読みどころアリョーシャ 『カラマーゾフの兄弟』は第一の小説と第二の小説の構想があって第二の小説は書かれていないのだが、序文「著者より」によれば全体として三男アリョーシャを主人公にしている。ただこの第一の小説ではアリョーシャの影は薄い。とはいえ「第三部第七編アリョーシャ」には引っかかるところがあって読み返したら、独断的なアリョーシャ印象をくどくどと書いてみたくなった。 どんなにスッと入れる名訳でも原書そのものにある難解さをときほぐすのは容易ではない。特に宗教に関連するイメージは私のもっとも苦手なところです。第一部、 ...続きを見る

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2007/09/27 17:26
三田薩摩屋敷周辺を散策する
三田薩摩屋敷周辺を散策する 「江戸散歩交流会」。ネットで知ったグループに始めて参加しました。 ...続きを見る

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2007/09/24 22:38
ドストエフスキー『カラマーゾフの兄弟2」亀山郁夫訳 なぜこんなに難解なのだろう。
ドストエフスキー『カラマーゾフの兄弟2」亀山郁夫訳 なぜこんなに難解なのだろう。 全巻エピローグまで読み終えたものの混沌の宇宙に放り出されたような頼りなさでいらだたしい心境にある。最後にある亀山郁夫の解説を読むことは中断してこの酩酊状態をしばし楽しむことにしよう。 ...続きを見る

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2007/09/18 20:09

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