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help リーダーに追加 RSS 「桶川ストーカー殺人事件ー遺言ー」 もっちゃんより

<<   作成日時 : 2005/02/25 12:43   >>

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このごろの警察と裁判について 発言者:もっちゃん 2005年2月23日(水)

清水潔氏著「桶川ストーカー殺人事件ー遺言ー」を読んで正に事実は小説より奇なりと思うしかありませんでした。さて、先日この事件に関連した東京高等裁判所の判決がでたので、記憶に新しいと思いますが、本書は6年前に起こった美人女子大生ストーカー殺人事件を解決した、雑誌フォーカスの記者が書いたドキュメンタリーです。
驚き、感動し、恐ろしいと思わざるをえませんでした。

なぜ、埼玉県警、上尾警察署が、ストーカー行為や、恐喝まがい、殺人予告までの行為を放置したのか、その前に真犯人である小松和人が、そこまで時間と金をかけて善良な一般市民を、おとしめ、殺人までに至ったのか、なぜ警察は、真犯人小松に対して、かなり後になってからの微罪の追求のみなのか、またなぜ上尾署は、うそのメッセイジをマスコミに流し続けたのか、全く疑問だらけです。本書を読む前でしたら、警察発表、マスコミの記事もあることですので、被害者は我々とは少し違う人間であり、被害者も少しは楽しんだのではないかと見がちでした。しかし本書を読んで、これは誰にでも起こりうる、巻き込まれる可能性がある事件であり、その際警察が頼りにならない可能性があるということです。警察も人が造る組織なのだから。

本書には、マスコミ嫌いだった、被害者の父親猪野憲一氏が感謝の文を寄せており、また本書は日本ジャーナリスト会議大賞を受賞しています。事実がこれだけあり、切羽つまってても、うけとる警察に危機意識がなく、それも度を超した職務怠慢があり、公文書としての告訴状をただの届出書に偽造したり、一旦謝った後に、被害者家族の民事損害賠償に対して、徹底抗戦を挑んでいる埼玉県警が滑稽でなりません。

今回の高裁判決は、一審判決を支持し、埼玉県警に殺人事件まで発展するとの予想できないのはやむを得ないとの判決でした。

さて、夏樹静子氏著「量刑」を読み、裁判も裁判官の考え方一つで、全く逆の結論になることがあるんだなとつくずく考えさせられました。この書に登場した裁判官も悩んだことでしょうし、迷ったことだろうと思いますが、当事者ではないわけだし、社会経験がどれくらいあるのか。我々も遠山金四郎や大岡越前守に裁かれるなら、まー納得性があるのかも知れないが、どのような裁判官にあたるかによって、大分人生が違ってくる。これも人の世。生きてるだけで丸儲けーーーか。


オジサンの書評集「よっちゃんの書斎」>「ミステリーの部屋」をごらんください。

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